高野和明「ジェノサイド」
直木賞候補作品。
600ページほどの長編で、ものすごく読み応えのある本でした。
コンゴに確認された「新種の生物の出現」・・・・
アメリカは、新種のウイルス感染者が出たという名目で4人の傭兵を送り出し、暗殺を指示するのですが・・・
2~3日前の新聞に、アフガニスタンで自爆兵として操られる少年兵のことが載っていました。
小説の中でもそういった少年兵のことが書かれていて、それはものすごく惨い内容でしたが、読むのをやめることはできませんでした。
どこか遠い国での出来事と思いながらその新聞記事を読んでいた自分のことも思い出して・・・・
主人公の一人の協力者として韓国人の学生が出てきます。
その学生の存在が、物語にやわらかな光を添えていてよかったです。
予約した本が重なってるので、せっせと読んでおります。
ちょっとしんどいけど、頑張らねば。
直木賞をとった「下町ロケット」も早速予約。
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