木下 昌輝 「宇喜多の捨て嫁」
「宇喜多の楽土」の前に取り急ぎ読みました。
よかったです。
6つの話があって、表題作は一つ目で、宇喜多直家とその四女、於葉の話です。
緊張感溢れる終盤を読み終え、その余韻に浸っていたら、残りの5つの話で、直家はじめ、それぞれの人物の悲しみ、苦悩がくっきりと描かれていき、どの話にも、ぐっと迫る緊張感があって引き込まれました。
非道にしか見えない行為は、本当に非道であったのか。
妻や娘や舅の思いはどうだったのか。
下剋上の何と悲しいことか、惨いことか、孤独なことか。
五つ目の松之丞の一太刀、これも何とも言えない思いの残る話なんですが、中盤、してやったり、という場面がありました。
270ページの6行目まで読んだ時、思わず私も、直家の家老達と一緒に笑いました。
「宇喜多の楽土」は勿論、その他の作品も是非読んでみようと思います。
「宇喜多の楽土」の前に取り急ぎ読みました。
よかったです。
6つの話があって、表題作は一つ目で、宇喜多直家とその四女、於葉の話です。
緊張感溢れる終盤を読み終え、その余韻に浸っていたら、残りの5つの話で、直家はじめ、それぞれの人物の悲しみ、苦悩がくっきりと描かれていき、どの話にも、ぐっと迫る緊張感があって引き込まれました。
非道にしか見えない行為は、本当に非道であったのか。
妻や娘や舅の思いはどうだったのか。
下剋上の何と悲しいことか、惨いことか、孤独なことか。
五つ目の松之丞の一太刀、これも何とも言えない思いの残る話なんですが、中盤、してやったり、という場面がありました。
270ページの6行目まで読んだ時、思わず私も、直家の家老達と一緒に笑いました。
「宇喜多の楽土」は勿論、その他の作品も是非読んでみようと思います。
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