読書７

「カラフル」　森　絵都

「おめでとうございます。抽選にあたりました」と言って目の前に現れたのは天使。

魂になってしまったボクに生まれ変わるチャンスだと、下界の誰かの身体に入り込んで修行を勧められる。

そして始まった、期限付きの小林真としての新しい生活。

なかなか憎い設定でした。


「やさしい訴え」　小川　洋子

ものすごく俗っぽく言うと、三角関係の話です。

でも、小川洋子さんが書くと、そこにあるのはとても重く、静かで、透き通った世界があります。

チェンバロという楽器が出てきます。

名前はよく聞くけれど、さてどんな楽器だっけ？と考えるとよく知らない楽器でした。

ピアノに似ています。

「やさしい訴え」というのは、作品の中で薫さんが弾く曲の一つで、でジャン＝フィリップ・ラモーの曲だそうです。

YouTubeでチェンバロの演奏を（別の曲）聴いてみましたが、音だけを比べたらピアノの方が好きです。




久しぶりに梨木香歩さんの本を読みたくて適当に手にした「水辺にて」は、エッセイだ。

知らずに読み始めたらエッセイだとわかり、どうかなーとちょっと止まっている。

いろいろな話が載っているから好きなところから読んでみようか。