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乾 ルカ 「夏光」

短編が6つ入っていて表題作は最初の作品。

その前に読んでいた 恒川光太郎 「夜市」 の印象を若干引き継いだ感じで、一つを除いてそれぞれに少しのホラーと深い悲しみがあって印象的でした。

苛められている子どもがよく出てきます。その中で「夏光」のラストは圧巻でした。

「は」という作品だけは完全なホラー。

夏祭りで金魚すくいをしても、持って帰ってはいけませぬぞ。




桜庭一樹 「赤朽葉家の伝説」

長編でちょっと気合を入れて読みました。

千里眼奥様の万葉(まんよう) その娘の毛毬(けまり) さらにその娘の瞳子(とうこ) という女三代に渡る話を、時代背景を連動させながら進むのですが、ラストで、ああ、そうだったかという思いに至り、うまいなあと感心するより、ああ哀しいなあという思いが強かったです。

それぞれの時代において、そういうふうにしか生きていけないことが製鉄業と絡んで書かれていて、読み応えがありました。



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