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伊坂 幸太郎 「夜の国のクーパー」

この小説は、読み始めてすぐ、苦手かも、と思いました。
大分前に読んだ「オーデュポンの祈り」、これも少し苦手だったんですが、そんな感じ。
とは言え、若干お説教くさいかなと思いつつ、ネズミとネコのやりとりは結構面白かった。



横山 秀夫  「64(ロクヨン)」


D県警史上最悪の重要未決事件「64」。この長官視察を巡り刑事部と警務部が敵対する。その理由とは? さらに衝撃の展開が——   

ちょびちょび読んでいったので時間がかかりましたが、読み応えのある一冊でした。
警察小説ですが、主人公は三上と言う警察の広報官で、その仕事の大変さといったら、なんて単純に言っておしまいにはできない内容でした。

読み進める中で、印象的なところがありました。

 刑事に未練はありません。さっきの言葉は取り消せない。取り消すつもりもない。それでも未練がましく思った。
 この男の下で、もう一度働きたいーー。

そして終盤でこんな場面があります。

 松岡は大きく笑い、それを閉じて言った。
「三上ーーまた一緒にやらんか」

「この男の下で、もう一度働きたいーー」と思われているのは松岡です。

この二つのシーンの間にも、そして勿論そこに至るまでにもものすごい展開があり、それぞれの立場や地位など、これでもかと言うほど強烈な色んなことが描かれているのですが、最後まで引き込まれました。
さらにあっと驚かされたのは「64」事件の被害者家族の行動です。。。






 

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