下村 敦史「生還者」
「ヒマラヤ山脈東部、世界第3位の標高を誇るカンチェンジュンガで大規模な雪崩が発生、日本人登山者7名が巻き込まれる惨事となった。4年前に登山をやめたはずの兄が、なぜかその雪崩に巻き込まれ、34歳の若さで命を落とした。同じ山岳部出身の増田直志は、兄の遺品のザイルが何者かによって切断されていたことに気付く。兄は事故死ではなく何者かによって殺されたのか――?」
2人の生還者の、真っ向から対立する証言。
読み進めていくうちに、登山に関することも色々わかるようになってきて、緊張感なんかも結構リアルに感じることができました。
事故があった時の設定も、なるほどなあ、です。
そして、ラストで見えてきた人間の本質に、、、ああああっと声が出て、この話の初めから終わりまでが一瞬の内に頭の中を駆け巡りました。
「生還者」の抱える心の問題の深さ。。
一緒にカンチェンジュンガに登った女性記者の追及がしつこいかな~とちょっとだけ思ったりもしましたが、読んでよかったと思える一冊でした。
他の作品も是非読んでみたいです。
「ヒマラヤ山脈東部、世界第3位の標高を誇るカンチェンジュンガで大規模な雪崩が発生、日本人登山者7名が巻き込まれる惨事となった。4年前に登山をやめたはずの兄が、なぜかその雪崩に巻き込まれ、34歳の若さで命を落とした。同じ山岳部出身の増田直志は、兄の遺品のザイルが何者かによって切断されていたことに気付く。兄は事故死ではなく何者かによって殺されたのか――?」
2人の生還者の、真っ向から対立する証言。
読み進めていくうちに、登山に関することも色々わかるようになってきて、緊張感なんかも結構リアルに感じることができました。
事故があった時の設定も、なるほどなあ、です。
そして、ラストで見えてきた人間の本質に、、、ああああっと声が出て、この話の初めから終わりまでが一瞬の内に頭の中を駆け巡りました。
「生還者」の抱える心の問題の深さ。。
一緒にカンチェンジュンガに登った女性記者の追及がしつこいかな~とちょっとだけ思ったりもしましたが、読んでよかったと思える一冊でした。
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