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なんやかんや
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ぼっちぼちですが、2月からの読書、ちょっとだけ。

三崎亜記 「30センチの冒険」

島本理生 「ファーストラヴ」
青山文平 「励み場」

「30センチの冒険」はファンダジー。
紹介して下さった方も書いておられましたが、冒頭からぐっと引き込まれました。
あっという間に無理なく異世界に放り込まれ、話が進んでいきます。
30センチと言うのは30センチのものさしのことで、何かある度に短くなっていくのも面白く、この先どうなるんだろうという思いがずっと続きます。
わかってはいても、無事に帰れてよかったなーと。

島本理生「ファーストラヴ」は重い作品でした。
この本の帯に「涙を流さずに泣くことの意味を、僕はこれからも考えていくと思う」という、俳優の坂口健太郎の言葉が載っていました。
坂口健太郎、知っていますか?
スズキのラパンのCMで「ラパンに乗って、君の横顔が素敵だって、気が付きました」なんて言って照れている彼、あれが坂口健太郎です。
あのCM、大好き、坂口健太郎、ステキ過ぎ。
扱われているのは虐待です。
殴る蹴るではありませんでしたが、男性にはわかりにくい内容の感覚ではないかと思います。
本来なら娘を庇うはずの立場であろう母親が、検察側の証人に立つし、これだけでも重い。
この事件に関わって行く臨床心理士の真壁由紀、由紀の旦那さんが出来すぎなほどいい人で、家族の形が対比的で印象に残りました。
最後の裁判で色々なことがわかって一気に読み進めたのですが、それまでの話の進め方比べて、ちょっとまとめすぎという気がしました。

青山文平 「励み場」
「名子」という言葉が出てきました。
江戸幕府開闢時に、武家の身分より領地をとって農民になった名主の、昔の家臣が「名子」であるとのこと。
ずっと読み進めていって、主人公の笹森信郎が、調査に向かった先の名主、久松加平と向かい合って話をする場面まで来て、あとちょっとしかないのにこの先どう展開するのか?と思っていたら、そこからがやっぱり青山文平でした。
これと並行して、妻の智恵の思いも描かれています。
特に派手さがあるわけではなく静かな話でしたが、よかったなと思った一冊でした。

最近、小説以外をちょくちょく手にしています。
読んでよかったと思ったのが次の一冊。

金子兜太 「悩むことはない」
朝日俳壇の選者をされていたので、たまにそれを読んでいたくらいでしたが、兜太さんの語りが実に魅力的でした。
時代というものを思い、繋がりというものを思い、心に留めておくことを思い。
素直に、面白かったです。

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