川瀬 七緒 「メビウスの守護者」
「東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。岩楯警部補は、山岳救助隊員の牛久とペアを組み捜査に加わった。捜査会議で、司法解剖医が出した死亡推定月日に、法医昆虫学者の赤堀が異を唱えるが否定される。他方、岩楯と牛久は仙谷村での聞き込みを始め、村で孤立する二つの世帯があることがわかる。息子に犯罪歴があるという中丸家と、父子家庭の一之瀬家だ。──死後経過の謎と、村の怪しい住人たち。残りの遺体はどこに!」
虫のことを証拠として出すために徹底的に調べる赤堀さんの姿は、今回も面白かったです。
というか、あまり想像しながら読むと気持ち悪いので、サクッと読まなければいけないのですが、それが気楽でいいですね。
終盤、犯人がわかって振り返ってみれば、序盤で死体の指が切り落とされていることが書かれてあったんだから、よく考えれば想像はついたなとも思いましたが、それはそれとして、やっぱり読みごたえはありました。
岩楯警部補が赤堀さんのことを心配してビビってたところもなかなかよかった。
牛久クンの話の中で、滑落して骨折し、動けなくなった遭難者を助けに行った時のことがありましたが、あの話も、ううっとなりました。
生きてる人であっても、怪我をしているということは、それだけ死に近いということなんですね。。
毎回思うことですが、死体と関わるということの大変さを嫌というほど知らされました。
「東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。岩楯警部補は、山岳救助隊員の牛久とペアを組み捜査に加わった。捜査会議で、司法解剖医が出した死亡推定月日に、法医昆虫学者の赤堀が異を唱えるが否定される。他方、岩楯と牛久は仙谷村での聞き込みを始め、村で孤立する二つの世帯があることがわかる。息子に犯罪歴があるという中丸家と、父子家庭の一之瀬家だ。──死後経過の謎と、村の怪しい住人たち。残りの遺体はどこに!」
虫のことを証拠として出すために徹底的に調べる赤堀さんの姿は、今回も面白かったです。
というか、あまり想像しながら読むと気持ち悪いので、サクッと読まなければいけないのですが、それが気楽でいいですね。
終盤、犯人がわかって振り返ってみれば、序盤で死体の指が切り落とされていることが書かれてあったんだから、よく考えれば想像はついたなとも思いましたが、それはそれとして、やっぱり読みごたえはありました。
岩楯警部補が赤堀さんのことを心配してビビってたところもなかなかよかった。
牛久クンの話の中で、滑落して骨折し、動けなくなった遭難者を助けに行った時のことがありましたが、あの話も、ううっとなりました。
生きてる人であっても、怪我をしているということは、それだけ死に近いということなんですね。。
毎回思うことですが、死体と関わるということの大変さを嫌というほど知らされました。
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