浅田 次郎 「大名倒産」上・下
これは笑えました。
神様なんかも登場するので、その辺は好き嫌いもあるかも、とは思いましたが、割り切って読みました。
200年以上にも渡って積み重なった借金を、計画的な「大名倒産」で乗り切ろうとして隠居した丹生山松平家三万石の先代が、足軽の家で育った庶子の四男、小四郎に家督をとらせたのは、計画が成った時に腹を切らせる為。
けれど、「くそ」がつくほどの真面目な小四郎が奮闘するのです。
嫁取した兄はちょっとおマヌケで跡を継ぐこともできなかったのですが、人柄はよく、また特別な才能があり、夫婦となった二人の掛け合いには、浅田さんのあたたかい視線が感じられました。
笑えたのは何と言っても、この嫁の父、大番頭小池越中守の鮭絡みのシーンです。
小四郎を育てた父親も素晴らしかった。
話は勿論出来すぎですが、これだけ笑えて、これだけぐっときたのだから良し、です。
これは笑えました。
神様なんかも登場するので、その辺は好き嫌いもあるかも、とは思いましたが、割り切って読みました。
200年以上にも渡って積み重なった借金を、計画的な「大名倒産」で乗り切ろうとして隠居した丹生山松平家三万石の先代が、足軽の家で育った庶子の四男、小四郎に家督をとらせたのは、計画が成った時に腹を切らせる為。
けれど、「くそ」がつくほどの真面目な小四郎が奮闘するのです。
嫁取した兄はちょっとおマヌケで跡を継ぐこともできなかったのですが、人柄はよく、また特別な才能があり、夫婦となった二人の掛け合いには、浅田さんのあたたかい視線が感じられました。
笑えたのは何と言っても、この嫁の父、大番頭小池越中守の鮭絡みのシーンです。
小四郎を育てた父親も素晴らしかった。
話は勿論出来すぎですが、これだけ笑えて、これだけぐっときたのだから良し、です。
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