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柴田 よしき 「さまよえる古道具屋の物語」

「その店は、人生の岐路に立った時に現れる。さかさまの絵本、底のないポケットがついたエプロン、持てないバケツ……。古道具屋は、役に立たない物ばかりを、時間も空間も超えて客に売りつけ、翻弄する。不可思議な店主の望みとは何なのか。未来は拓かれるのか? 買い主達がその店に集結する時、裁きは下され、約束が産まれる。」

第1話を読み終えたところで、こんな感じで話が6つあるのかな、と思っていたら、第2話から少しずつ繋がって行き、俄然面白くなっていきました。
ある日突然、こんな所にあったのかな?と見つけてしまう古道具屋。
そこからして既に怪しく、引き込まれます。
そこで役に立たない様々な古道具を買った人々が、終盤、そのお店で終結することになり、怪しげな店主のことも明らかになっていきます。
最後の方で「物は人の執着を欲しがる。人がいつまでもその物に囚われていることを望むんだ。だから物とは、適当なところで別れた方がいい。」云々、考えさせられる人も多いと思います。
子どもを亡くしたみずきにはむごい内容にも思えます。
ですが、大切なことは「執着しない」ということ。
現実をしっかり受け止めて、未来に目を向けて。
とまあ、こんな感じで終わっていくのですが、ラストは説明口調がちょっと気になったのと、繋がっていく面白さはあったのはあったのですが、無理やり繋げていってない?という気も少ししました。








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