塩田 武士 「罪の声」
もう読んだ人はたくさんいると思う作品の一つをやっと読みました。
だいぶん前に世間を騒がせた「グリコ・森永事件」をもとにしたフィクション。
「グリコ・森永事件」の犯人からの電話で子どもの声の録音テープが使われていた、という点に着目して、それを軸に話が展開されています。
フィクションということですが、ほんとにあったんじゃないかと思うほどで引き込まれました。
リアリティがすごい。
ものすごーく調べたんでしょうね。
この世のどこかにいるかもしれない「曽根俊也」や「生島聡一郎」。
少しずつ読み進めていましたが、阿久津と俊也とが繋がったあたりからは一気読みでした。
聡一郎のことにしても、ラストは泣けて仕方なかった。
それにしても、犯行に使われたテープの声が自分のものだとわかった時って、どんな衝撃だったのだろう。
とても想像なんてできないです。
本当のことを知りたいと思う気持ちと、家族を守りたい気持ちとの、どうしようもない感情のはざまに苦しむ俊也、どうしても調べられずにいられなくなっていった阿久津、どの人物像もとても心に残りました。
結構時間がかかったんですが、読んでよかったです。
もう読んだ人はたくさんいると思う作品の一つをやっと読みました。
だいぶん前に世間を騒がせた「グリコ・森永事件」をもとにしたフィクション。
「グリコ・森永事件」の犯人からの電話で子どもの声の録音テープが使われていた、という点に着目して、それを軸に話が展開されています。
フィクションということですが、ほんとにあったんじゃないかと思うほどで引き込まれました。
リアリティがすごい。
ものすごーく調べたんでしょうね。
この世のどこかにいるかもしれない「曽根俊也」や「生島聡一郎」。
少しずつ読み進めていましたが、阿久津と俊也とが繋がったあたりからは一気読みでした。
聡一郎のことにしても、ラストは泣けて仕方なかった。
それにしても、犯行に使われたテープの声が自分のものだとわかった時って、どんな衝撃だったのだろう。
とても想像なんてできないです。
本当のことを知りたいと思う気持ちと、家族を守りたい気持ちとの、どうしようもない感情のはざまに苦しむ俊也、どうしても調べられずにいられなくなっていった阿久津、どの人物像もとても心に残りました。
結構時間がかかったんですが、読んでよかったです。
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