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伊坂 幸太郎「アイネクライネナハトムジーク」

短編集でしたが、伊坂さんの作品ですから、それぞれあちこちで重なっています。出会いがテーマです。
「出会いって何だ?外見がよくて、性格も好みで年齢もそこそこ、しかも彼氏がいない女が自分の目の前にあらわれてこねえかな、ってそういうことだろ?あるわけねーんだよ」って、ありきたりなことを言ってるだけなのに笑えますよねー
「事務職」、、、あああ、、、、とこれまた感心。
他にも笑えるネタ、多数あり。面白かったです。





吉来 駿作「火男」

これも面白かったです。(Sさんのおすすめ)
火を自在にあやつる能力を持つ藤太は、ひょっとこ顔。出会う人みんながその顔に驚き、笑い、バカにするのだが、10万以上の兵を迎え撃つ85人の「殿」になり。。。
荒唐無稽な話ですが、してやったり!と単純に面白かったです。
火の場面も迫力ありました。



斉藤  倫「どろぼうのどろぼん」


児童文学作品です。(Yさんのおすすめ)
ある日、どろぼんは「ぼくをころして」と叫んで自殺してしまった花瓶と衝撃的な出会いをしてしまい、それ以来、持ち主に忘れ去られてしまっている様々なもの(そういうものの声が聞こえてしまう)を盗みます。。。。
どろぼんのそんな能力も、少しずつ弱くなっていきます。そして、最後に盗もうとしたものは・・・ そこからどろぼんの姿勢が少し変わっていきます。
比喩もステキだった。
借りてきた本は、紐(しおり?)がまだ誰も手に取っていない形で本の真ん中辺りで挟まっていたので嬉しくなり、丁寧にめくりながら読みました。
読み終えたらちょっとだけ押入れの片づけをしたくなり、あらまあこんなものが、というものを発見。



どれも読んでよかったと思える3冊でした。







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