青山 文平 「つまをめとらば」時代小説の短編集でした。
女性の強さというかしたたかさというか、この世は、そんな一言で括られるような女性ばかりではないとは思いますが、それぞれに面白かったです。
全部で6篇ありましたが、一番気に入ったのは「逢対」
武家の泰郎と煮売屋の里。
武家をやめようという決意もなかなかもてない泰郎は、ある時、お役目にありつくために、人柄が良いと言う評判の権力者の所へ通う「逢対(あいたい)」をするのですが、、、
里のおおらかさ?も印象に残りましたが、泰郎がスパッと決心したところが面白かったのです。
ネタバレになるので書けないのですが。
[2回]
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