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小野寺 史宣 「近いはずの人」

友達と温泉に行くと言って出かけた妻の乗っていたタクシーが谷に転落、妻、事故死。
こんなところから物語は始まります。
死んだ妻の携帯は無事でしたが、ロックがかかっており、主人公の俊英は、0000から始まる4桁の数字を一日50個ずつ順に入力し続け、「端末暗証番号が違います」と確認する毎日。
その毎日が突然終わり、今まで知らなかったことを知ることに。

俊英が妻の絵美とその両親と4人で近くのスーパーに買い物に行った時のことを思い出した部分。
「そしてスーパーで買い物を済ませてから。使ったカートを所定の位置に戻さず、戻そうとした絵美に、そのために警備員がいるんだからいいんだよ、と勇さん(義父のこと)が言った時。やはりこの人はちょと苦手だな、と思った。思ってしまった。」
こういう感覚、私もそんな風に感じるタイプです。
ですが、だからと言って、私は俊英のような人を好きになるかというと、それはわからないなとも思いました。
絵美のことを知った時は、それは嫌とハッキリ思いました。
だとしたら、私はこの夫婦のこと、どちらともそれほど好きではないことになるかなと思いました、思ってしまいました。
後輩の福田とか、俊英の弟とかの存在がよく、こんな感じの人は今まで読んだ作品の中にも出てきたし、ちょっとした清涼剤でもありました。
だからかなあ、やっぱり他の作品も読んでみたいなあと。







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