朝井まかて 「恋歌」(れんか)
この前奈良へ一緒に行った友人からのおすすめ。
歌人 中島歌子 さんのお話。
中島歌子というのは、樋口一葉の師です。
水戸藩士に嫁ぎ、「天狗党の乱」で賊徒の妻として捕らわれ、周りの女や子どもが次々と処刑されていきます。
歌子が歌人として生きていく原点が描かれています。
水戸藩と言えば「光圀伝」を思い出しますが、時代的にはこちらは幕末。
水戸藩で生きなくてはならなかった人々の色んな思いが入ってきます。
壮絶な内容でしたが、まかてさんの表現は読ませます。
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