伊吹 有喜 「ミッドナイト・バス」
第151回直木賞候補作のうちの1作。
深夜バスの運転手利一とその家族の少しずつ再生していく物語。
利一には子どもが二人いるが、妻とは離婚しており、妻は新しい家族を得て東京で生活をしている。
そして東京には志穂という年下の女性がいる。
ある日、利一の運転する深夜バスに、元妻の美雪が乗車し、そこから少しずつ美雪との接触が始まって・・・
ある程度は予想がつくというか、こうなるんではないだろうか、と思うように話は進んでいきますが、それでも読ませるなあという書き方だと思いました。
踏み込まないのか踏み込めないのか、色々と自分で考えながら、それぞれに進む道を見つけていきます。
「人の気持ちを察して先回りをする。だけど誰もそこまで物を考えて生きちゃいないから、空回りしてやさしさが伝わらない。・・・・・」
子どもたちの祖父にあたる、美雪の父が、利一の息子の怜司のことを言った言葉です。
じんわりと心にしみこんでくるいい作品でした。
その前に読んだ本。
中嶋 博行「検察捜査」
第40回江戸川乱歩賞作品。
「横浜の閑静な高級住宅街で、大物弁護士、西垣文雄が殺された。横浜地検の美人検察官、岩崎紀美子は捜査を進めるほど、事件の裏に大きな闇を感じる。。。。。」
日弁連、検察庁、警察庁、県警、、
それぞれ色々な問題があるんですね。
こんなの読んだら、警察とか弁護士とか、そういう人たちのお世話になるようなことにはなりたくないよなあと思いました。
ラストはちょっと予想できてしまいましたが、なかなか面白かったです。
さらにその前に読んだ本
伊坂幸太郎 「チルドレン」
これは再読です。
再読して、短編集だったんだなと思い出しました。
再読して、そうだった、陣内にもそういう時期があったのだと再確認。
いや、やっぱりすごいです、陣内。
盲目の青年もいいんだよなあ。
第151回直木賞候補作のうちの1作。
深夜バスの運転手利一とその家族の少しずつ再生していく物語。
利一には子どもが二人いるが、妻とは離婚しており、妻は新しい家族を得て東京で生活をしている。
そして東京には志穂という年下の女性がいる。
ある日、利一の運転する深夜バスに、元妻の美雪が乗車し、そこから少しずつ美雪との接触が始まって・・・
ある程度は予想がつくというか、こうなるんではないだろうか、と思うように話は進んでいきますが、それでも読ませるなあという書き方だと思いました。
踏み込まないのか踏み込めないのか、色々と自分で考えながら、それぞれに進む道を見つけていきます。
「人の気持ちを察して先回りをする。だけど誰もそこまで物を考えて生きちゃいないから、空回りしてやさしさが伝わらない。・・・・・」
子どもたちの祖父にあたる、美雪の父が、利一の息子の怜司のことを言った言葉です。
じんわりと心にしみこんでくるいい作品でした。
その前に読んだ本。
中嶋 博行「検察捜査」
第40回江戸川乱歩賞作品。
「横浜の閑静な高級住宅街で、大物弁護士、西垣文雄が殺された。横浜地検の美人検察官、岩崎紀美子は捜査を進めるほど、事件の裏に大きな闇を感じる。。。。。」
日弁連、検察庁、警察庁、県警、、
それぞれ色々な問題があるんですね。
こんなの読んだら、警察とか弁護士とか、そういう人たちのお世話になるようなことにはなりたくないよなあと思いました。
ラストはちょっと予想できてしまいましたが、なかなか面白かったです。
さらにその前に読んだ本
伊坂幸太郎 「チルドレン」
これは再読です。
再読して、短編集だったんだなと思い出しました。
再読して、そうだった、陣内にもそういう時期があったのだと再確認。
いや、やっぱりすごいです、陣内。
盲目の青年もいいんだよなあ。
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