予約かごに入れてまだ読んでいない「罪の声」の作者の作品でした。
羽生善治さんの史上初の「永世七冠」のニュースで賑わっている最中、プロ棋士を目指す真田とふてくされた新聞記者の秋葉の出てくるこの作品に出会いました。
この作品も面白かったです。
最後の勝負で、相手が、圧倒的有利という先入観から万に一つの負けを手繰り寄せてしまった部分、緊張感がビシビシ伝わってきて、将棋のことはさっぱりわからないのに、やったな!真田!と身体に力が入ってしまいました。
残酷な現実もあり、関西人ならではのお笑いもあり、ラストには泣かせるシーンもあり、印象に残りました。
この本、手に取した時は、その表紙絵にうーむ、と思うものがあったのですが、読み終えてしみじみ見たら、、、やっぱりうーむ、でしたが、思いが大分変わりました。
何年か前に長男から「面白くないから」という理由でもらった文庫本。
その頃から、読む本が何もない時に限ってちょびちょび読み進め、先日めでたく読破しました。
2年ぐらいはかかっているかも。
伊坂ファンの間でも結構不人気のようですが、私には面白くないという感じではありませんでした。
ただ、変な話やなあ、どう繋がるのかなあ、ふむふむ、という思いはずっとあり、それはそれで面白くて印象に残りました。
「息子のために、わたしの人生が終わっちゃうのはまずいんじゃないか。」というひきこもりの息子のお母さんの行きついた考え方がちょっと楽しかったかも。
青木 俊 「潔白」
「真実は、ただひとつ。 偽造、隠蔽、証拠の廃棄…… こんな非道が国家のやり口か!? 司法権力に、個人は抗えるかーー骨太ミステリ小説。 札幌地検に激震が走った。30年前に小樽で発生した母娘 惨殺事件に前代未聞の再審請求審が起こされたのである。 被告の死刑はすでに執行済みだ。もし冤罪なら、国家は無 実の人間を殺めたことになってしまう。」
冤罪死刑を認めさせないための検察側の汚さがもの凄かったです。
ありえへん、なんてもんではありませんでした。
「何といっても、検察庁はこの国の法治の要だ。」
これはまあわかる。
でも、「冤罪死刑を認めることは、検察を貶め、法治の危機を招来する。自分も検察の一員なのだ。その権威と権限は、何を置いても守り抜かねばならない」この感覚はものすごく怖い。
テレビドラマでもよくこんなことは描かれているけれど、ほんとに怖い小説でした。
伊坂 幸太郎 「AXアックス」
「累計220万部を突破する、伊坂幸太郎屈指の人気シリーズ。「蟬」「蜜柑」「檸檬」「槿」「天道虫」「スズメバチ」「兜」など、個性的な殺し屋たちが登場。日常の裏側で、組織や殺し屋たちが交錯する。『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX』の3作がシリーズ作品。各作品は関連するものの続編ではなく、独立した作品となっている。」
「最強の殺し屋はーーー恐妻家」
くすくす笑いながら読んでいけます。
ギャップがとてもいいのです。
でも、ある部分にくると、ピタッと笑えなくなります。
この作品を読んでいて、伊坂さんって右を見たら必ず左も見て、上を見たら必ず下も見る人だなあとわけのわからない思いを持ちました。
村上 春樹 「騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編」
第2部がこんなにはやく回ってくると思いませんでした。
第1部の順番が回ってくるのにものすごく待っていて、借りた段階で第2部を予約したから同じくらい待たなくてはいけないと思っていたのに。
ということは、第1部だけ読んで第2部はやめたという人がたくさんいたのでしょうか。
読み終えて何かはっきりしたのかというとそうでもなく、なのに、ちょっとだけすっきりしたようなしないような。
この後どうなるのか、それが気になる。
微妙に怖さが残っていて。
とりあえず、一年前ぐらいまでの状態に復元したんですが、エラーが一つ解消されたくらいで、なにも変わらず、めちゃストレスです。
そんなわけで、久々にエディオンに行って新しいPCについての情報をゲットしに行き、今時のPCのCPUの状態とかメモリの状態とかの知識を若干得ましたが、詳しいことはあまりわからないし、つい値段が気になってそっちばっかり見てしまう。
PCについてはそれほど知識はないものの、拘りも少しあります。
一番はディスプレイで、ノングレアのものと決めているのですが、それに限定すると、選べるものがかなり狭まってしまいます。
今日も見に行ってもう少しで買いそうになったものには、PCの右側にUSB端子がなかった。
いざという時、有線のマウスを使いたいからです。
お値段手頃だなと思ったPCはDVDが使えなかった、残念。
ストレージについてあれこれ教えてもらい、今はSSDというのが結構出ているようで、自分が使う分についてはHDD500G程度でいいかなと思っているのですが、SSDを装備しているのを見ると、起動とかめちゃ速くて感激してしまいました。
あー素敵~SSD
昨日は、二胡のジャーパンファンのコンサートに行ってきました。
去年も行ったシリーズのコンサートで、今年は値段が高かったので申し込んでなかったのですが、別筋からタダでみんなで行けるというチケットをもらえることになり、たくさんのメンバーが申し込んでいました。
7500円ですもんね。
そんなホイホイ行けません。
今年も感激しました、まじで。
オーケストラをバックに、二胡はジャーパンファン一人なんですから、ずーっとビブラートをかけながらの演奏で、ほんとに美しいお姿、音、曲でした。
一級土木の免許の更新で、難波まで講習を受けに行ってきました。
もう5年もたったのです。
早いなあ。
朝の9時から4時ごろまでずっとビデオ講習で、その後に30分程度の試験がありました。
試験と言っても、テキストを見ながらでいいのです。
30分で20問ありました。
楽勝は楽勝でしたが、問題文と同じ文章をテキストから探すのに、初めの方でわりと手間取ってしまい、意外に時間がかかってしまいました。
15分ぐらいたったところで前の人が帰り、え!私はまだ半分なのに、と思うとますます焦ってしまって、久々にドキドキ感を味わいました。
それにしても、ビデオでは、ずーっとテキストに書いてあるのを読みあげているだけなので、めちゃ退屈でしんどかったです。
昼一番の内容なんて、ほとんど寝てて聞いていませんでした。
講習を任されている機関って、これでいいお金儲けになるんでしょうね。
浅野忠信と神木隆之介の凸凹コンビ。
浅野忠信のすごーいいい加減さがすごーくいい感じ、それに振り回される神木隆之介の慌てぶりとかも結構イケます。
日曜日の池井戸潤原作の「陸王」もついつい見てしまっています。
竹内涼真出てるし。
竹内涼真は、「過保護のカホコ」というドラマを見て知りました。
アホみたいなドラマだなあと思っていたのに、高畑充希のカホコ役はかなり笑えたし、そのカホコに一々ものをいう竹内涼真もつぼにはまってしまいました。
これは特に笑えるドラマではないですが、見ているとやっぱりスカッとします。
あと、桜井翔主演の「先に生まれただけの僕」も、意外に笑えるところがあって良し。
久しぶりに読む村上春樹作品。
元々あまり読んでいなくて、前に読んだのは「1Q84」なのかどうか、と言うかそれ、本当に読んだのかどうかもはっきりしない。
「大公トリオ」が何回も出てくるのは何だったかと調べたら「海辺のカフカ」ということで、それは間違いなく読んだ記憶がある。
なんてったって、「大公トリオ」買って聞きましたもんね。
何回か聞きましたが、その音楽の良さに、もひとつ到達できませんでした。
ほんでもって、そのCD、今はどこにあるのかわからないです。
この「騎士団長殺し」ではオペラの「ドン・ジョヴァンニ」が何回も出てきますが、オペラは見ないと思います。
台風の影響で雨が多かったため、2週間たっぷり手元においていましたが、わりとさくさく読めます。
わけのわからない穴があって、イデアがどうのこうのと、ある意味わけのわからない話が続きますが、嫌いではありません。
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今年もまた、とっても眠い状態が続いていて、ここ最近は、テレビを見ていて寝る、湯船につかっていて寝る、本を読んでいて寝る、眠くて二胡の練習をやめる、みたいな状態が続いています。
今日は、2か月ほどぐずぐず様子を見ていたけれど、もうちゃんとしておこうと思ってやっと皮膚科に行きました。
二胡のケースを買いかえようとあれこれネットで探しもしました。
メインで使っていたPCがとうとうダメになりかけで、動きのめちゃ遅い古いPCで何とかブログ更新、新しいPCをどうするかで迷っております。
で、明日明後日は、また台風のようで。
いやじゃ、いやじゃ。
インドネシアフェスタを見に河内長野まで行ってきました。
台風前なので、知っている研修生の歌と踊りを見たらすぐに帰ろうと思っていたのに、行ってみたら彼らの出番は最後だった上に、フェスタが伸びに伸びたので、半日丸々会場にいることになりました。
元々4時までの予定なのに、5時過ぎてまだやってるとなると、最後の方はお客さんはほとんど帰ってしまい、せっかく練習してきたのに見る人が少なくてちょっと気の毒でした。
最後の最後にお楽しみがあると言っていたので帰らずに残っていたら、「残った人でじゃんけんをして買った人にプレゼントがある」とのこと。
私、勝ち残ってしまいましたの。
挙げた左手、インドネシア式のじゃんけんの、日本で言うならグーに近いもの。
置かれていたプレゼントから選んできたのは、ガルーダ航空の防水の袋でした。(娘の希望)
ロメオ。アントン達の後輩の一人です。
フェスタに、ハーモニカ奏者がいました。
海人(かいと)さんという人で、クロマティックハーモニカという、ちょっと特殊なハーモニカらしく、日本で今一番すごい人らしいです。
若干二十歳。
とてもいい音で、二胡とも合いそうで、いっぺんにファンになりました。
これは記念になるので、一枚ご一緒して頂きました。
さて、大雨警報が出ています。
台風だ!
「祖父と従姉妹とともに火事に遭い、全身大火傷の大怪我を負いながらも、ピアニストになることを誓う遥。コンクール優勝を目指して猛レッスンに励むが、不吉な出来事が次々と起こり、ついに殺人事件まで発生する……。」
ラストのどんでん返しには驚きました。
でも、なぜかちょっと既視感があって、ラスト以外にも、所々でちょっとした既視感があって、前にも読んだのかなとか、ドラマでも見たのかなあとも思いましたが、思い出せませんでした。
コンクールでの演奏について書いてある部分では、音楽の才能のない私にはその表現が正直難しく、ミステリーそこのけでとっても感動的な部分でもあるのだろうけれど、長すぎ~とちょっと疲れました。
それと同じ事かもしれないですが、冒頭の祖父の話とか、岬先生の話とか、わかるんだけれど、正論を語りすぎじゃない?という気がしました。
