奥田 英朗 「邪魔」上・下
「九野薫、36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として、所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故でなくして以来、義母を心の支えとしている。不眠。同僚・花村の素行調査を担当し、逆恨みされる。放火事件では、経理課長・及川に疑念を抱く。わずかな契機で変貌していく人間たちを絶妙の筆致で描きあげる犯罪小説の白眉。」
三つの話が同時に進んでいくのですが、下巻に入ったあたりから面白くなってきました。
及川の妻の恭子が、パートの待遇の件である団体に関わっていくことになり、その後のその団体との決裂なんかはなるほどと思いましたが、夫への疑念からどんどん落ちていく様はちょっと異様でもあって、うーん、でした。
義母の話とかも、そういうことかとは思うものの、ちょっとわかりにくかったし、面白かったのに何かラストが・・という感が少しありました。
お決まりですが、「もはや幹部たちは真実に関心がない。誰の顔を立てるかが彼らの問題なのだ」という部分に関連するあたりは面白かったです。
「九野薫、36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として、所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故でなくして以来、義母を心の支えとしている。不眠。同僚・花村の素行調査を担当し、逆恨みされる。放火事件では、経理課長・及川に疑念を抱く。わずかな契機で変貌していく人間たちを絶妙の筆致で描きあげる犯罪小説の白眉。」
三つの話が同時に進んでいくのですが、下巻に入ったあたりから面白くなってきました。
及川の妻の恭子が、パートの待遇の件である団体に関わっていくことになり、その後のその団体との決裂なんかはなるほどと思いましたが、夫への疑念からどんどん落ちていく様はちょっと異様でもあって、うーん、でした。
義母の話とかも、そういうことかとは思うものの、ちょっとわかりにくかったし、面白かったのに何かラストが・・という感が少しありました。
お決まりですが、「もはや幹部たちは真実に関心がない。誰の顔を立てるかが彼らの問題なのだ」という部分に関連するあたりは面白かったです。
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