朝日新聞に掲載されていた、朝日歌壇「番外地」からご紹介。
結構わらえます。
啄木をブタギと読みて嗤われし吾も年老いてじっと手を見る
「生(い)きくらげ」こりゃまたなんとよく見れば「生(なま)きくらげ」が売られています
「新聞を取っていない人がいるそうね。天ぷらはどうするのかしら」と叔母
新札はつばめのように飛んでゆくアスリートだったか渋沢栄一
店員に一生ものと勧められ九十三の義母涙ぐむ
父親はよく自らの病名をキーパーソンと自慢してた
張り紙に「手のひらほどのクサガメが逃げました。めちゃくちゃ無口です」
撰にもれ捨てられてゆく歌たちに供養塔などないのだろうなあ
母さんが「暇な人ら」と言っていた朝日歌壇にわたしもいるよ
結構わらえます。
啄木をブタギと読みて嗤われし吾も年老いてじっと手を見る
「生(い)きくらげ」こりゃまたなんとよく見れば「生(なま)きくらげ」が売られています
「新聞を取っていない人がいるそうね。天ぷらはどうするのかしら」と叔母
新札はつばめのように飛んでゆくアスリートだったか渋沢栄一
店員に一生ものと勧められ九十三の義母涙ぐむ
父親はよく自らの病名をキーパーソンと自慢してた
張り紙に「手のひらほどのクサガメが逃げました。めちゃくちゃ無口です」
撰にもれ捨てられてゆく歌たちに供養塔などないのだろうなあ
母さんが「暇な人ら」と言っていた朝日歌壇にわたしもいるよ
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