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なんやかんや
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中山 七里 「さよならドビュッシー」

「祖父と従姉妹とともに火事に遭い、全身大火傷の大怪我を負いながらも、ピアニストになることを誓う遥。コンクール優勝を目指して猛レッスンに励むが、不吉な出来事が次々と起こり、ついに殺人事件まで発生する……。」

ラストのどんでん返しには驚きました。
でも、なぜかちょっと既視感があって、ラスト以外にも、所々でちょっとした既視感があって、前にも読んだのかなとか、ドラマでも見たのかなあとも思いましたが、思い出せませんでした。
コンクールでの演奏について書いてある部分では、音楽の才能のない私にはその表現が正直難しく、ミステリーそこのけでとっても感動的な部分でもあるのだろうけれど、長すぎ~とちょっと疲れました。
それと同じ事かもしれないですが、冒頭の祖父の話とか、岬先生の話とか、わかるんだけれど、正論を語りすぎじゃない?という気がしました。


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長男が珍しく連絡してきたと思ったら、転職活動をしているとのことでビックリ。
大阪では見つからないかもしれないので、東京も視野に入れると聞いてまたまたビックリ。
さすがに東京にまで行かれてしまうとちょっと寂しいなと思っていたけれど、何とか関西で次の行き先が決まった。
今は出向扱いになっているらしく、出向そのものは別に嫌ではないのだけれど、待遇がかなり悪いとのこと。
それで、同じ立場の先輩方が次々にやめて別の会社に行っているとのことだった。
今している仕事の分野の会社が元々少ないとのことで、面接先の会社の一つは、先輩の転職先でもあるという話を聞き、思わず笑ってしまう。
その会社と、もう一つ大手の会社の二つの面接に行き、運よく両方とも内定。
どちらにするかかなり迷っていたけれど、大手の方を選んでいた。
こんな時代、大手だからといって、いつどうなるかわからないだろうけれど、新しいプロジェクトの立ち上げに携われるのが面白そうだから、ということで選んだみたいだった。

ふと思い立って、元々勤めていた会社のHPを見てみた。
そしたら、長男が写っている社内のページがまだ残っていた。
ずーっと前、その写真を見つけて、「写ってるやん」と話したら、「見るなや」と言われたことを思い出した。

娘の方も、この春、お魚のいっぱいいる有名遊興施設をやめて、専門学校の助手のような仕事に変わっていた。
あちらの待遇も、聞いている限り、かなり悪かった。
話を聞く限り、上司もアホみたいな人ばかりだった。
待遇悪いうえに、ちょっとかわいいだけの、一向に仕事のできない女の子が次々やってきては次々やめる、の繰り返しの状況だったらしく、「お前ら(上司)が面接するな、私達にやらせろ」みたいなことをいつも言っていて、その気持ちは何となくわかるので、大笑いしたものだった。
そんなこんなが積もり積もって、とうとう、ずっと残っていた仕事のできるメンバーがほとんど一斉にやめた、と言っていた。
同期に恵まれていたことだけが、救いだっただろう。
好きな職種だっただけに、みんな、残念だっただろうな。







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足のサイズは23センチなんですが、ソックスを買おうと思っても、この頃は23~25というのが多く、それだと若干大きいことがよくあります。
それでも大丈夫な時もあるんですが、大きかったからと言って店に持って行っても、この頃は交換してくれなくなりました。
なので、ソックスを買う時はいつも靴を脱いで足の裏に靴下を合わせ、足とほとんど同じか大きい物は買わないことにしています。
さて、ソックス、私にとってソックスはパンツの続きという位置づけなので、今までほとんどずっと、黒か白っぽいもので無地のを買ってきました。
雑誌とかを見ていると、足もとのオシャレでソックスの色や柄をポイントとして見せる、なんていうのもよくあるんですが、それが何となく嫌で、ずーーっと無地のを履いてきたのです。
姉様が以前からよくソックスを履いていて、かわいいなあとは思うこともあるのはあるのですが、私には無関係、みたいな気持ちがずっと続いていました。
それが、最近、何年かの時を経て漸く私にも、<かわいい色んな柄や色のソックスを履いてみたい>と言う気持ちが生まれてきました。
で、買ってきました。

 

私にしては派手なんですが、こうやって画像を見ると、いくら模様付とは言え、やっぱり地味ですね。
ブルーと言うか紺色というか、この色は初挑戦です。
一番下のはベージュが主体ですが、猫の模様がついています。
なぜか猫の模様が重なっていますが、結構多いです、ソックスに猫柄。
赤とか黄色かグリーンが欲しかったのですが、ライフにはあまりいいのがなかったので、今後のお楽しみ、ということになりました。




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三好 昌子 「縁見屋の娘」

読み終えて、これが第15回「このミステリーがすごい!」の優秀作品だと知りました。
えっ?でした。
ミステリーじゃないだろう。。。
解説に、「・・・それでも優秀賞を獲得できたのはミステリーかどうかなど二の次と思わせてしまうほどの出来が”優秀”だったからにほかならない」とあり、頷きました。
帰燕(きえん)の存在がミステリーと言えばミステリーか、敢えていうならファンタジー、、、と思いましたが、冒頭から面白かったです。
そんな簡単に秘密を教えてしまっていいの?と思ったりもしましたが、どうしようもない深い後悔、母と子というテーマを、怨念というようなキツイものではなく、最後まで読者にやさしい文章で書かれていたなあと思いました。
文庫本で読みましたが、この頃は行間隔が広く、読みやすくて助かります。


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三浦しをん 「まほろ駅前狂騒曲  」

「まほろ駅前多田便利軒」は読みましたが、「まほろ駅前番外地」は読んだかどうか。
読んだと思うけれど、あんまり覚えていない。
そう思いながら借りてきましたが、多田と行天だけ覚えていれば大丈夫。
面白かったです。
これも映画化されていますが、読み終えて、ものすごく映画向きだなと思いました。
時々、何となく伊坂作品を思い出しました。
ですが、やっぱりこれはしをん作品。
タイミングがすごく面白い。
作中人物と一緒になって笑ったところも。
行天のラストも、そうきたかあ、でした。
映画で亜沙子役は誰がやっているのか調べたら、真木よう子でした。
真木よう子は好きですが、ちょっとイメージが違うかも。。
それはそれ、これはこれ、あー面白かった。

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中島 京子 「小さいおうち」

読み始めて、なんか読んだことあるなあと思いました。
何年か前の直木賞作品だそうです。
なんか覚えてる、なんか覚えてると思いながら読み続け、ふんふんそうだった、そうだったと頷きながら読み終えました。
が、ラストは全く覚えていませんでした。
女中さんの話で、戦争の話で、ちょっとしたご家庭の奥様の話でした、って、これじゃ何にもわかりませんね。
戦争と言っても戦争そのものの悲惨さとかを書いたものではなく、普通の人にとってはそういうものやったんだろうなという視点が印象的でした。
で、ラストなんですが、紹介されているほど、私には衝撃的ではなかったんですが、、、、なかなか面白かったです。


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綾瀬 まる 「神様のケーキを頬張るまで」

この作家の作品は、「骨を彩る」を読んだかもしれないというくらいしか覚えていないです。
変わったタイトルだなと思いながら読み始めると、またまた短編集でした。
話そのものにはそれぞれ関連はないのですが、小道具がいくつか共通していて、さりとて、時が同じというわけでもないです。
どの作品も少しずつ哀しさを抱えています。
みんな傷ついていて、みんな少しずつ何かに向かって進んでいき、いい感じに引き込まれていきます。
一つ目の作品のラストの一文に、視覚的にぐっと惹かれました。
二つ目の作品のラストも、うん!という感じで惹かれました。


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小森 健太郎 「大相撲殺人事件」

ラジオで何かのついでに紹介されていました。
何でしょうね、この作品。
ミステリー?
いやいや、ある意味お笑い小説。
もう、無茶苦茶な展開で、山ほど殺人事件が起こるんですが、とにかく死んでもらわないと話が書けないから書いた、みたいな進み方で、笑えるくらいでした。
最後の「黒相撲」、なんやねんそれ、と思い切り突っ込みましたが、まあ何とか最後まで楽しめ?ました。


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山下 由美 「奇跡の母子犬」

「管理所に収容された犬たちには「命の期限日」が付けられ、飼い主が見つからないと、殺処分される運命なのです」
感想文にどうですか?というコーナーに置かれていた本。
宮崎で本当にあった話です。
子ども向けなのでそれほど厳しい書き方にはなっていないですが、「命の期限日」が書かれたホワイトボードなどの写真や、子犬を守ろうとして今にも飛び掛からんとする母犬の姿、管理所の厳しい環境の写真なども掲載されており、胸が痛みます。
母犬「ひまわり」が、嘘のように職員さんに甘えるようになった姿には、本当にうるっときました。
つい、ジョニーのことを思い出しました。


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荻原 浩 「海の見える理髪店」

最近たまに、表紙の絵というのでしょうか、それがちょっとメルヘンチックだなあと思うことがあります。
この本も、とってもきれいなというか、かわいい理髪店の絵が描かれてあって、そのせいか、色々なお客さんの来る話ぐらいに思っていたのですが、短編集だったので少し驚いたというか、表題作を読み終えた時点で少し「えっ?」となってしまいました。
ですが、どれも少しずつ哀しい話で、そのさじ加減というか、そういうのが上手いなあと思いました。
荻原作品は、「母恋旅烏」以来ですが、どちらかというと「母恋旅烏」のような、もうちょっと笑える要素のある作品の方が好きかもです。
先に読まないといけない本があったのですが、「予約が殺到しています」シールが光っておりますので、こちらを優先しました。

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