昨日は2週間ぶりのビンさんとの交流でした。
新聞に載っていた地震に関するニュースの一部をエクセルで書いてプリントし、振り仮名をたくさんつけて読みながら説明。
関東地方の地図も用意し、福島とか茨木の位置を一緒に確認、震災 避難 移動 死者 といった言葉の意味も覚えてもらいました。
原子力発電所のことは知っていたので、わかりやすかったみたいです。
ベトナムのお母さんから電話で帰っておいでと言われたみたいでしたが、帰りたくない、と言って笑っていました。
そんなに好きなのか、日本。
香西かおりのことは知らないそうです。
じゃあ、誰のことを知ってる?と聞いたら、スマップでした。
なるほど。
ニホンゴ ムツカシイー
というので、
難しいよねー でも、こんなのも知ってるんだっていうのもあるよー すごいよー
と答えました。
それに、よく見たら、あまりよくない問題もあるので、こんなのわからなくていいよーということもあります。
センセイ、おかげ ッテナンデスカ?
おかげかあ・・・
プリントには一応例文が載っているのですが、それでもわかりにくいというのです。
「先生のおかげで日本語が話せるようになりました」
↑ この例文です。
これでわかりにくかったら 説明しにくい・・・・
ビンさんの友達のティン君と交流している人は、ちょっと年配の男性です。
その人と帰りに事務所で一緒になり、いつもどんなことをしているのか聞いてみました。
漢字も10こぐらい出して書かせてるよー と仰るので、えっ 漢字、 読めるだけだったらだめですか?と聞いたら、書ける方がいいしね、と仰いました。
うーん、テストでは書くのもあるのかもしれんので、もうちょっと詳しく調べなくてはと思いました。
センセイ、エーユーッテナンデスカ?
エーユー?エーユー?au?なわけないですよね。(マイ携帯はau) 英雄 だろうなあと思い、野球知ってる?じゃあ、イチローは?イチローは英雄だよ。(坂本龍馬とか言ってもわからないかなと思ったので)
イチロー? シラナイ。
え? あ、そうか、ベトナムじゃ野球はしないか。
とその時になってそんなことに漸く気がつく。
エーユーって すごいことをした人。たとえば・・・
スゴイコトヲシタヒト・・・・ ワカリマシタ。ベトナムノエーユーハ ホーチミン デス
え?ホーチミン?ホーチミンって都市の名前でしょ?
ホーチミンハ ヒトノナマエデス
え?ホーチミンって 人の名前やの?
ハイ
恥ずかしながら知りませんでした。(アホな私、皆様、どうか見捨てないでくださいませ)
南ベトナム陥落後の1975年5月1日、現在の共産主義政府がその指導者の別名であるホー・チ・ミンに因んで当市(サイゴン)を改名した
↑ これを読んで、そ、そういえば、そうだったような気がするという記憶がかすかに。
ベトナムといってすぐ頭に浮かぶのは、枯葉剤とかベトちゃんドクちゃんとかアメリカのアホとかベトコン ぐらいで。
積極的に知ろうともしてこなかったような気もする。
それで今頃こんな年になって恥かいてるし。
ベトナムの英雄はホー・チ・ミン と堂々と言えることに何だか私は眩しさを見たのでした。
漢字はどうしたらいい?と聞かれて困りました。
今度までに調べてくるね、と答えて、早速ネットで調べてみました。
3級、2級、1級とあると彼は言っていましたが、調べたら4級もありました。
でも、今年から少し変わっているみたいでした。
3級ぐらいやったら漢字とかまだ出ないんではないかと無責任に思っていたら、文章問題とかもあって漢字もいくらかは読めなくてはできないようになっていました。
こりゃいかん。
今までみたいに雑談ばかりではいくらなんでもあかん。
ということで、ちょっとマジメに勉強する方法を考えなくてはいけなくなりました。
私にできるんやろか?
なんか、責任重大になってきたぞ。
ベトナムでは標準語を勉強したというので(当然ですね)、大阪弁がわからないから教えて欲しいと言われました。
うーんと、えーっと、と改めてどれが大阪弁かと言われるとなかなか思いつかず、とりあえず、「○○へん」というのはきっと大阪弁だわと思って教えてあげました。
食べない→食べへん
読まない→読まへん
という感じでいくつか言った後、「では、書かないは?」「書かへん」「OK。じゃあ、持たないは?」「持たへん」
「そうそう、そんな感じ。じゃあ、しないは?あっこれはムツカシイかも。これは、せーへんと言います」「せーへん」「そうそう」
日本語、ムツカシイです。
ビンさんと交流してきました。
今日も私たちは雑談ばかりでした。
他のペアを見回すと、やっぱり本やらプリントやら広げているので、このままやったらビンさんに文句言われるかもしれんなーと思いつつ、話がなかなか面白いので、まっいいかと思うようにしています。
でもさすがに今日はちょっとアカンかなと思ったので、前にコピーしておいたプリントをやおら取り出し、これやってみようか?とちょっとだけやりました。
「洗濯機を」「布団を」「食器を」「部屋を」などの言葉と、「かたづける」「洗う」「まわす」「干す」などの言葉とを結びつけるのです。
こんなのでもやっていると、布団って?という顔をするので、寝るときはどうしてる?と聞くと、あっそうかという顔をします。
ビンさんは友達のティンさんと日本に来て、ティンさんも別の日本人と交流をしています。
ビンさんは27歳、既婚で、9月に日本に来た時、2人目の子が生まれたそうです。
ずっと日本に住みたいと言っています。
上の子は6月で5歳になるそうで、結婚はやかってんねーというと、ボクだけ~と言って照れていました。
ティンさんは未婚。
彼は、日本人の女の子と結婚したいそうで、それを聞いた時は爆笑してしまいました。
そんなにいいのかなあ、日本。
ミーティングルームという少し広い部屋に大きなテーブルが10ほどあるので、交流はそのテーブルのどれかを選んで適当に座ってします。
座って今日は何をしようかなーと考えていると、ビンさんが何か話しかけてくれるので、そのへんからなんやかんや適当に話をします。
一応、今日はこれをしようかなーというのは考えているのですが、ビンさんの話を聞いて相槌を打ったり、それで?と促しながら話してもらうようにすると、えーそれもちゃんと喋れるやん~みたいな感じになって、じゃあそれをわざわざ教えることもないなー どうしよー となってしまいます。
どう話したらいいかわかない、という場面がないと、そういう時はね、○○って言います~という展開にならないので、予定していたことを教えなくていいとなると、あとはただのお喋りになります。
時々何を言っているのかわからないこともあるし、決して滑らかな話し方とは言えないですが、大体のことは話せるし、こっちのいうこともわかるので、ラッキーやったかなーって思います。
あちこちに友達がいるようで、電車に乗ってよく遊びに行っているみたいです。
キンテツデンシャデ フセマデ 200エンデシタ、カエリモ 200エンダカラ、1カイイクト 400エン
と言うので、
自転車で行き、それやったらただやから~
と言うようなことを言うておるんですが、これではなー(^_^;)
帰りに他のテーブルの様子をちらっと見ると、ちゃんとプリントを用意して真剣に取り組んでいるところもあるし、ラジカセを用意しているところもあるので、なんか、私だけただのお喋りしかしていなくて罪悪感が・・・・・・
ベトナムでは日本語講習を6ヶ月毎日、午前中 受けてきたそうです。
女の先生だったそうです。
センセイ、 コレミテクダサイ
というので見ると、のりピーの「蒼いうさぎ」の歌詞がひらがなでずらっと書いてある。
コレ オシエテモライマシタ デモ ウタウノ ムツカシイ
というので、
えらい古い歌やねー
と、ビンさんに言ってもわからんことを答えてるし。
今日の話の一つは語彙と文型で、たとえば美容院で使う言葉にはどういうのがあるか、とその様子を思い出して言葉を引っ張り出し、語彙と文型に分ける。
「~てください」「~めにお願いします」などの文型がありますね、などと言われてふむふむ、そうなのかと思う。
こういうことも教えてあげるといいですね、と言われるのだが、未経験者の私としては、それをどうやって教えるのか?と思ってしまう。
とまあ、何から何まで手とり足とり教えてもらおうとする魂胆がそもそもダメで、それぐらい自分で考えなくてどうする。
でもまあ、文法がどうのこうのと言うよりも、実際に話せるようになることが一番の希望だろうから、細かいことは気にせず、楽しくやれるように工夫したい。
前回、何をしたらいいのかわからないので適当にテキストを開いて読んでいたら、「何だろう」というのと「何ですか」というのがあって、この二つはどう違うのかと聞かれ、へ?うーん・・・・・と言ったきりどう説明したらいいのかわからなくてしばらく返事ができなかった。
ちなみに、「何だろう」というのはそのページの題のようなもので、「何ですか」という部分がテキストの内容だった。
それにしても、私の相手になってしまった彼はどういうことで困っているのかとかをこの前会った時に聞いてこなかったので、あー私ってなんてマヌケなんだろうと今さら思う。
それから、彼は私のことを先生と呼ぶのだが、何にもできないのに先生と言われるのにも辛いものがある。
別れ際、先生、今度辞書を持って来た方がいいか、みたいなことを聞かれたので、え、ああ、そうですね、えっとそうしましょう、などと私の方があたふたしてしまって、今思い出してもこの情けなさである。
でも、頑張ろうっと。
新しいことを一つ始めました。
国際交流といって、海外から来た人との会話です。
ずーーーーーーっと前からやってみたかったのですが、体調があわなかったり時間があわなかったりでなかなかでしたが、いつまでも生きていられると思っていたらアカン、今こそ!と今年になってやっと決心して登録をしたら、すぐに始めることになり、昨日がファースト・ミーティングでした。
相手の人は、ベトナムから来た青年でした。
青年でしたがもう結婚していて、ちょうど日本に来る時に二番目の子どもが生まれたと言っていました。
日本に来る前にしっかり勉強しているので、ぎこちないところは多少あるものの、大体なんでも話せる。
なので、私は一体何を教えてあげればいいのだろうと思ったのですが、センターの人にいろいろ説明してもらい、本人の希望もあって、はじめのうちはテキストを使って文法と会話をすることになりました。
文法・・・ふむ。何を教えるんやろ?(笑)
センターの人がいなくなって二人になると緊張したのですが、相手の人はとても感じのいい人だったし、頭もとてもよさそうで、楽しかったです。
いつも事務所の悪口ばかりのブログに、これから少しずつでも新しい話題が増えることを願って。