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なんやかんや
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池井戸潤さんのドラマ「ノーサイド・ゲーム」が昨日で終わりでした。
主演の大泉洋さん、めちゃよかった。
あの役、ぴったりでした!
ラグビーのことは全然知りませんでしたが、最終回の対サイクロンズ戦は本当に目が離せなくって、ドラマであるにも関わらず、やった!とガッツポーズはしてしまうわ、泣いてしまうわ、の連続でした。
体格のいいひとばっかり出てたので、そういう人を選んで出演されていたのかなあ。
(今調べてみたら、元ラグビー日本代表とか書いてある~ そういう人達もたくさんいたのね。そりゃそうよね。でなきゃドラマであんな試合、できないよね)
大泉洋さん演じる君嶋が、信頼していた上司に裏切られていたことがわかってその裏の事情を調べあげ、最後の最後に「さっさと出ていけ!」と言い放った時は、心の底からスカッとしました。
でも、あの相手役の俳優さん、嫌だったろうなあ(笑)
米津玄師さんの歌う「馬と鹿」も、ドラマにピッタリで、すごーくよかった!
you tube で聞きまくりです。



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森見 登美彦 「熱帯」

図書館に取りに行ったら、またまた500ページもある分厚い本でした。
これもまた、待っている人がたくさんいる作品らしい。
読み始めは結構面白く、思ったよりサクサク読み進めたので喜んでいたのですが、池内さんが京都に行ってちょっとしてからあたりから段々飽きてきてしまい、第4章、第5章に入ったら、一体どうなるんだと思いつつ、ますますさっぱりわからなくなってしまい、早く読み終えたいと、そんなことばかり思いながら読んでいる始末でした。
こういう本は、「わかる」よりも「感じる」ことの方が大事なんだろうなあ。
私の読み方なんて、なんでまた出てくるねん、佐山、みたいなことばっかり思っているみたいな感じで。
あーしんどかった。
もう読みたくないです(笑)


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砥上 裕將 「線は、僕を描く

「渦」とほぼ同時に読み終えた、久しぶりにぐっと引き込まれた一冊。

「両親を交通事故で失い、喪失感の中にあった大学生の青山霜介は、 アルバイト先の展覧会場で水墨画の巨匠・篠田湖山と出会う。 なぜか湖山に気にいられ、その場で内弟子にされてしまう霜介。。。。」 
水墨画の世界の話でした。
巨匠・篠田湖山との出会いとか、その孫娘「千瑛」との出会いとか、そういう設定には特に目新しさとはないと思いましたが、水墨画にのめりこんでいく姿の描き方にすごく惹かれました。
読んでいるだけで、繊細な動きのかすかな音まで聞こえてくるかのようでした。
先生の一番弟子の西濱さんの存在感もよかった。
いくら技術を磨いても、それだけではたどり着けない場所。
そこにどうやって霜介は近づいていけるのか、いけないのか。
ラストも予想はつきましたが、それでもなんというか、霜介のことを思い浮かべてみるだけで、こちらまで清々しい気持ちになりました。
作品中でも書かれていましたが、水墨画の世界なんてそれこそカルチャーの世界としか思っていなかったものだから、耳の痛い話でもありましたが、すぐに影響されてしまう私は、俄然、やってみたくなったし、水墨の世界をもっと知りたい!と素直に思いました。
よかったです。




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中山 七里 「秋山善吉工務店」

大分前に紹介されていた本、やっと読みました。
表紙の絵を見ただけでどんな方向かは想像がつきますし、実際、それほど特別な感じがあったわけではありませんでした。
火事で焼け出され、亡くなってしまった夫の両親の家へ身を寄せることになった孫たちとその母親。
3人が3人とも、わりとありきたりな方向で問題になっていくんですが、そこへ善吉さんがさらっと絡んでいきます。
そんな都合よく、怖い人の、しかもお偉いさん?との繋がりもあって一件落着なんてあるかいな、などと思いつつ、それでもやっぱりそこが面白い。
善吉おじいちゃんの出番はあんまりないんですが、ものすごい存在感。
こんな人、周りを見たってどこにもおらん。
あー 一度こういう人に会ってみたい。
だからこそ読むんだな。
楽しかったです。

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大島 真寿美 「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」

第161回 直木賞受賞作。
図書館から2冊同時に連絡が来てしまい、どっちから読むかと迷って先に読んだ一冊。
人形浄瑠璃のお話でした。
主人公の近松半二は実在の人物。
浄瑠璃の世界に取りつかれた半二を見ていると(読んでいると?)、こういうような人、以前にじかに会ったことがるなあと何度も思い出し、とにかくそこは面白かった。
こういう人のそばにいると、こちらまでいろんな影響を受けるんだな。
その温度とか雰囲気とか、実によく伝わってきた。
歌舞伎との関わりの話も興味深かったし、最後の章でお三輪が出てくるのも面白いなあと思った。
とはいえ、ずっと読んでいると、所々でちょっとアップアップしてきた。
ちょっと前に読んだ「宝島」の時も似たようなことがあった。
これは好き嫌いの問題かなあ。
それで、途中からもう一冊の方を読みだしたのだけれど、そちらの作品にどっぷりはまってしまった。

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川瀬 七緒 「紅のアンデッド」

「高齢夫婦が連れ去られて1ヵ月。残されていたのは切断された小指が三本。夫婦以外のもう一人は誰だったのか。血だらけの現場から殺人が疑われたが、本当に殺されたのか。警察の新組織「捜査分析支援センター」に正式採用となった法医昆虫学者・赤堀涼子が同僚のプロファイラーと組んで、殺人とは断定できない難事件に挑む!」
今回やはり虫がたっくさん出てくるので、気持ち悪いと言えば気持ち悪いのですが、それがあってもなお物語に引き込まれていくのが川瀬さんのこのシリーズ。
虫への拘りから、気になったことを納得できるまで色々試してみる姿勢がすごいです。
赤堀涼子の過去のことも出てきて、その分話にも少し深みが出てきているかなと思います。
それにしも、やけど虫ってなんぞや。
一応ネットで検索してみました。
これがわんさかいたのね。。。ううう。気持ち悪いというより、怖い。。。
面白かったです。



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夏休み、BSで、古い映画を三つ見た。
コクーン コクーン2  スティング

コクーンっていうのはどんな内容か全く知らなかったけれど、アカデミー賞受賞作品だった。
1985年の作品だったけれど、古さを感じさせず、明るくて優しい内容だった。
異星人の本来の姿かたちが、人間を丸々白く縁取って発光させただけみたいなもので、それがかわいらしくて、やさしい仕上がりになっていたと思う。
「フロリダ沖の海底から引き揚げられた奇妙な繭には老人を若返らせる不思議な力があった……。遥か昔に地球に残された仲間を救出するためやって来た異星人と、養老院で余生を送る老人たちの交流を描いたSFファンタジー」

スティングといえばあの音楽。
久々に聞いて、こちらも明るい気分になった。
ロバート・レッドフォードとポール・ニューマン、あ~ やっぱりめっちゃカッコイイ。
どちらかというとポール・ニューマンの方が好みであります。


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真藤 順丈 「宝島」

何とか期日までに読み終えた作品。
なんでこの本を予約したのかまるっきり覚えていなかったのでちょっと調べてみたら、この作品は第160回直木賞受賞作品だということがわかりました。
全然覚えてないし。
私のことだからきっと、候補が決まった段階で、図書館のHPを調べて予約数の比較的少ないのを選んだのだと思います。
沖縄のお話でした。
沖縄の言葉もいっぱい出てきます。
だからちょっと読みづらいところもありましたが、心地よいなと感じることもありました。

「1952年の沖縄で日々を生きるために米軍基地に忍び込み、基地から物資を奪う「戦果アギヤー」の、みんなの英雄、孤児たち4人組グループのリーダーのオンちゃん。基地から奪った薬を住民たちの手に渡り命を守り、盗み出した木材は小学校になった。極東最大の軍事基地「キャンプ・カデナ」に忍び込んだ夜、米軍に追われたオンちゃんは突如として失踪してしまった。残された3人——親友のグスクは警官に、弟のレイはアンダーグラウンドを転々とする危険人物に、オンちゃんに好意を寄せていたヤマコは教員として社会運動にも深く関わりながら歴史を生きる。。。伝説のオンちゃんはどうして姿を消してしまったのか。。。」

なんというか、すごいパワーを感じる小説でした。
沖縄の話ですから、どうしても悲惨な事件のことがいっぱい出てきます。(といっても、それを詳しく追っているわけではない)
それはもう、理不尽なんてもんではない。
教室で、自分の目の前で教え子が死んでしまうのを目にし、気も狂わんばかりになるヤマコ。
とんでもなく悲しく苦しい沖縄。
強くて哀しい「なんくるないさー」という言葉が心に刺さります。
グスクの歌と踊り、見てみたくてたまらなかったです。
「予定にない戦果」という言葉があって、それが興味を引っ張るように話が続いていくのですが、それが何なのかが分かった時、「おんちゃん」のことがこれまたずっしりと心に刺さり、いろんな気持ちとか思いとか、想像を掻き立てられました。
沖縄のこと、忘れてはならん。

・・・なんて思いを抱えて読み終え、これに比べたら私の現実なんて大したことない、と思ったりもしていたのですが、いざ現実に戻って会社に行けば、色々ありまして。





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締め切りが迫ってきたので、今日は朝から応募ハガキを書きました。

コースは三つありまして、5点のはクオカード、3点のはお菓子の詰め合わせです。
松たか子が宣伝しているロイヤルブレッドが好きでよく買うんですが、点数券の大体はそれについていたものです。
パンの袋に印刷してあるものですから、ふにゃっにゃしていて切り取りにくいし、扇風機を付けて作業していたもんだから何回も券が飛んで行ってしまうし、セロテープで止めにくいし、ハガキは昔の52円のしかなかったので不足分の切手も貼らないといけないし、などでなかなか大変でしたが、応募はあまりしたことがないので、とても楽しみ。
願!クオカード5000円!

昼からユニクロに行ったら、レジがセルフになっていました。
ぎょえっ どうする?できる?やったことある?ないよ~!などと慌てた私と友人は、とりあえず隣の人の操作しているところを見せてもらい、これならできそうだと確認してからやってみました。
とても簡単でした(*^^*)
ふぅーっ


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葉室 麟 「蛍草」

2~3日前、新聞のテレビ欄を見ていたら、NHKで「蛍草」というドラマが始まるのを見つけ、そういえばこの本を読んだのだったということを思い出しました。
葉室作品はいくつか読みましたが、題名も内容もすっかり忘れたけれど、すごーく面白かったのを覚えている。
なので、それらと比べたら、この作品は大分軽いです。
話もちょっと出来すぎているし、エンタメ性がやや強いですが、ちょっととぼけた感じの主人公菜々は、それはそれで楽しかったです。
よく頑張ったしね、菜々。
とはいえ、これではなんとなく葉室作品を読んだ気になれないので、時間のある時にはやっぱりずしっとくる別の一冊を読みたいです。



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