「誰かがジョーカーをひく」 宇佐美まこと
面白かったです。
料理以外取り柄の無さそうな主婦(私的には料理が得意ってすごいことやん!ですが)の設定の書き方がちょっと暗すぎ?ちょっとくどすぎ?とか思って読んでいたんですが、後半に入ってまさかの展開。
ドタバタ劇だけれど、何となくドタバタに思えないところが良いではないか。
割り込んでくる強烈なキャラの紫苑も、誘拐された本人の設定も、無理やりバディにされてしまった沙代子の知らず知らずの内の変化があってこそ引き立つ。
ホストも、そう来たか、となって、シリアスっぽく進んでいたのに、実はちっともシリアスな状態ではなかったところが笑える。
薬草の話とかも為になりました。
個人的には、米のとぎ汁と粗塩で作るという野菜の浅漬けが気になったので、やってみたいです。
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面白かったです。
料理以外取り柄の無さそうな主婦(私的には料理が得意ってすごいことやん!ですが)の設定の書き方がちょっと暗すぎ?ちょっとくどすぎ?とか思って読んでいたんですが、後半に入ってまさかの展開。
ドタバタ劇だけれど、何となくドタバタに思えないところが良いではないか。
割り込んでくる強烈なキャラの紫苑も、誘拐された本人の設定も、無理やりバディにされてしまった沙代子の知らず知らずの内の変化があってこそ引き立つ。
ホストも、そう来たか、となって、シリアスっぽく進んでいたのに、実はちっともシリアスな状態ではなかったところが笑える。
薬草の話とかも為になりました。
個人的には、米のとぎ汁と粗塩で作るという野菜の浅漬けが気になったので、やってみたいです。
蒼穹の昴 は全何巻だったか。
これを読んだのは、ある人に紹介されたからだった。
確かに面白かったんだけれど、漢字がいっぱい出てきて、誰が誰だったかなかなか覚えられなくて結構難儀したものだ。
今日久しぶりのその人に会ったら、中原の虹 シリーズが面白いと又々紹介されてしまって、又読まなくてはいけない羽目になった。
これもきっと面白いんだろうと思う。
思うが、またまた漢字がいっぱい出てくることは必須だ。
「宮本武蔵」も読み始めたところなので、思い切って並行して読むか、「宮本武蔵」が終わってから読むか、ずーっと先にするか。うーむ。
「ロストケア」とか「爆弾」とか、読みたい本が山積みなのに、まだまだ順番待ちのようだし。
これを読んだのは、ある人に紹介されたからだった。
確かに面白かったんだけれど、漢字がいっぱい出てきて、誰が誰だったかなかなか覚えられなくて結構難儀したものだ。
今日久しぶりのその人に会ったら、中原の虹 シリーズが面白いと又々紹介されてしまって、又読まなくてはいけない羽目になった。
これもきっと面白いんだろうと思う。
思うが、またまた漢字がいっぱい出てくることは必須だ。
「宮本武蔵」も読み始めたところなので、思い切って並行して読むか、「宮本武蔵」が終わってから読むか、ずーっと先にするか。うーむ。
「ロストケア」とか「爆弾」とか、読みたい本が山積みなのに、まだまだ順番待ちのようだし。
「白井智之」さんの「名探偵のいけにえ」という本を読みました。
確かこれは新聞で紹介されていた本です。
読み終えて、そういえば新聞にも二転三転するとか、見事な伏線とか書いてあったなあと思い出しました。
解決編というか、その部分にこの本の3分の1以上使われている。
それだけでもすごい。
え?と思っている内にえ?と思う方向に進んでいきます。
よーく読まないとこんがらがりますが、それでもって、ラストのラストでまたまたえええっ?となり、それまで意識していなかったタイトルに唸りました。
印象に残る1冊でした。
全然関係ない話ですが、主人公の名前が「大塒」と言います。
おおとや と読みます。
フリガナが初めについていたのですが、すぐに忘れて「なんて読むんやったっけ?」となるので、何度もP16に戻りました。
次に読書に入るのは週末です。
しないといけないことをします。
確かこれは新聞で紹介されていた本です。
読み終えて、そういえば新聞にも二転三転するとか、見事な伏線とか書いてあったなあと思い出しました。
解決編というか、その部分にこの本の3分の1以上使われている。
それだけでもすごい。
え?と思っている内にえ?と思う方向に進んでいきます。
よーく読まないとこんがらがりますが、それでもって、ラストのラストでまたまたえええっ?となり、それまで意識していなかったタイトルに唸りました。
印象に残る1冊でした。
全然関係ない話ですが、主人公の名前が「大塒」と言います。
おおとや と読みます。
フリガナが初めについていたのですが、すぐに忘れて「なんて読むんやったっけ?」となるので、何度もP16に戻りました。
次に読書に入るのは週末です。
しないといけないことをします。
今野敏さんの隠蔽捜査シリーズを引き続き読んでいるが、私と同じくらいの時期に読み始めた人がいるみたいで、次の一冊を読もうとしても無いことがある。
一応順番通りに読みたいので、その本が返ってくるまで待つしかない。
なので、待っている間に樋口顕シリーズも読み始めた。
これも人気シリーズらしいのだけれど、今のところ、隠蔽捜査シリーズの方が好みかな。
警察のことがよくわかって面白いけれど、さすがにちょっと飽きることもあるので、途中で「嘆きの美女」「奇跡集」「陰の季節」「コクーン」と言った本も読んだ。
「陰の季節」は、隠蔽捜査シリーズのどれかの後書きで紹介されていた、かなり前の作品らしいが、これも読みごたえがあった。
「コクーン」は重くてしんどかったが、「嘆きの美女」「奇跡集」はなかなか楽しかった。
今また気分転換に借りていたのが、適当に選んできた戌井昭人さんの「壺の中にはなにもない」
これが笑える。
とんでもない会話がめちゃめちゃ面白い。
笑うと気分がよくなる。
人生、やっぱり笑えることは大事だな。
隠蔽捜査シリーズの次の一冊も借りれる状態だが、池井戸潤の「アキラとあきら」上巻の順番が回ってきたので、まずはそちらを。
めちゃ楽しみ。
一応順番通りに読みたいので、その本が返ってくるまで待つしかない。
なので、待っている間に樋口顕シリーズも読み始めた。
これも人気シリーズらしいのだけれど、今のところ、隠蔽捜査シリーズの方が好みかな。
警察のことがよくわかって面白いけれど、さすがにちょっと飽きることもあるので、途中で「嘆きの美女」「奇跡集」「陰の季節」「コクーン」と言った本も読んだ。
「陰の季節」は、隠蔽捜査シリーズのどれかの後書きで紹介されていた、かなり前の作品らしいが、これも読みごたえがあった。
「コクーン」は重くてしんどかったが、「嘆きの美女」「奇跡集」はなかなか楽しかった。
今また気分転換に借りていたのが、適当に選んできた戌井昭人さんの「壺の中にはなにもない」
これが笑える。
とんでもない会話がめちゃめちゃ面白い。
笑うと気分がよくなる。
人生、やっぱり笑えることは大事だな。
隠蔽捜査シリーズの次の一冊も借りれる状態だが、池井戸潤の「アキラとあきら」上巻の順番が回ってきたので、まずはそちらを。
めちゃ楽しみ。
浅田 次郎 「大名倒産」上・下
これは笑えました。
神様なんかも登場するので、その辺は好き嫌いもあるかも、とは思いましたが、割り切って読みました。
200年以上にも渡って積み重なった借金を、計画的な「大名倒産」で乗り切ろうとして隠居した丹生山松平家三万石の先代が、足軽の家で育った庶子の四男、小四郎に家督をとらせたのは、計画が成った時に腹を切らせる為。
けれど、「くそ」がつくほどの真面目な小四郎が奮闘するのです。
嫁取した兄はちょっとおマヌケで跡を継ぐこともできなかったのですが、人柄はよく、また特別な才能があり、夫婦となった二人の掛け合いには、浅田さんのあたたかい視線が感じられました。
笑えたのは何と言っても、この嫁の父、大番頭小池越中守の鮭絡みのシーンです。
小四郎を育てた父親も素晴らしかった。
話は勿論出来すぎですが、これだけ笑えて、これだけぐっときたのだから良し、です。
これは笑えました。
神様なんかも登場するので、その辺は好き嫌いもあるかも、とは思いましたが、割り切って読みました。
200年以上にも渡って積み重なった借金を、計画的な「大名倒産」で乗り切ろうとして隠居した丹生山松平家三万石の先代が、足軽の家で育った庶子の四男、小四郎に家督をとらせたのは、計画が成った時に腹を切らせる為。
けれど、「くそ」がつくほどの真面目な小四郎が奮闘するのです。
嫁取した兄はちょっとおマヌケで跡を継ぐこともできなかったのですが、人柄はよく、また特別な才能があり、夫婦となった二人の掛け合いには、浅田さんのあたたかい視線が感じられました。
笑えたのは何と言っても、この嫁の父、大番頭小池越中守の鮭絡みのシーンです。
小四郎を育てた父親も素晴らしかった。
話は勿論出来すぎですが、これだけ笑えて、これだけぐっときたのだから良し、です。
宇佐美まこと 「ボニン浄土」
小笠原諸島での物語、いい作品でした。
ボニンというのは「無人」のことです。
江戸時代の吉之助達が嵐の後に辿り着いた小笠原諸島。
そこでの話から始まって、えっ?と思うほど舞台は唐突に現代に飛び、見事に結びついていきます。
小笠原諸島の歴史でもありました。
最初に住み着いた欧米系の人々たち。
彼らは二度と故郷に帰ることもなく、漂流した人が故国に戻るのを助けてあげたり、時々立ち寄る捕鯨船と交易したりして、豊かな自然の中で実に大らかに生きていました。
そこへもってきて、日本人のしたことと言えば。
歴史、命、繋がり。
どうしてそんな風に生きることができるのか、或いは逆にできないのか。
小笠原諸島、行ってみたいです。
その他、よかったなと思った作品
寺地はるな 「水を縫う」
小川 糸 「キラキラ共和国」
馳 星周 「神の涙」
町田尚子 「ねこはるすばん」
「神の涙」は、ルーツを探るという点が「ボニン浄土」と共通しているかな。
寺地作品・小川作品は、心が温かくなります。
辻村深月さんの「ツナグ 想い人の心得」もよかったのですが、松坂桃李・樹木希林の映画にもなった1冊目のインパクトが勝りました。
他にも読んだ作品はありますが、体調のせいもあって、ちょっとでもしんどいと思ったものはきっぱりと挫折しました。
今読んでいるのは、浅田次郎の「大名倒産」の下巻です。
これは笑えていい感じです。
小笠原諸島での物語、いい作品でした。
ボニンというのは「無人」のことです。
江戸時代の吉之助達が嵐の後に辿り着いた小笠原諸島。
そこでの話から始まって、えっ?と思うほど舞台は唐突に現代に飛び、見事に結びついていきます。
小笠原諸島の歴史でもありました。
最初に住み着いた欧米系の人々たち。
彼らは二度と故郷に帰ることもなく、漂流した人が故国に戻るのを助けてあげたり、時々立ち寄る捕鯨船と交易したりして、豊かな自然の中で実に大らかに生きていました。
そこへもってきて、日本人のしたことと言えば。
歴史、命、繋がり。
どうしてそんな風に生きることができるのか、或いは逆にできないのか。
小笠原諸島、行ってみたいです。
その他、よかったなと思った作品
寺地はるな 「水を縫う」
小川 糸 「キラキラ共和国」
馳 星周 「神の涙」
町田尚子 「ねこはるすばん」
「神の涙」は、ルーツを探るという点が「ボニン浄土」と共通しているかな。
寺地作品・小川作品は、心が温かくなります。
辻村深月さんの「ツナグ 想い人の心得」もよかったのですが、松坂桃李・樹木希林の映画にもなった1冊目のインパクトが勝りました。
他にも読んだ作品はありますが、体調のせいもあって、ちょっとでもしんどいと思ったものはきっぱりと挫折しました。
今読んでいるのは、浅田次郎の「大名倒産」の下巻です。
これは笑えていい感じです。
読書通帳がやっと2冊目に入りました。
大人なので、300円払って作ってきました。
1冊めは2016の9月始まりでした。
通帳に記入し始めて2番目の本は、北村薫さんの「八月の六日間」でした。
紹介されているのを見て読んだ本で、友達にも教えてあげた作品です。
見開き2ページで24冊、×9なので、4年でたったの216冊、少なーー
でも、それでもいいのだ。
直近に読み終えたのは、次の4作品です。
読書313 浅田次郎「蒼穹の昴」
読書314 凪良ゆう「流浪の月」
読書315 馳星周「少年と犬」
読書316 今村夏子「むらさきのスカートの女」
古い作品もありますが、どれも話題作ばかり。
全部面白かったです。
「蒼穹の昴」は単行本にしたら2冊かな。
西太后の時代の清朝末期、極貧の少年・春児(チュンル)と、科挙の試験を受ける幼なじみ文秀(ウェンシウ)の話です。
春児は宦官です。
シリーズで続編とかもあるみたいで、それも全部読みたいです。
長くなりそうだな。
「むらさきのスカートの女」がなかなかだったので、今日は今村さんの別の作品を借りてきました。
もう一冊、読んだかどうか覚えていないのですが、目についたので、吉田修一作品も一冊。
図書館では今、本の除菌とかもできるようになっていますね。
えらい時代になったもんです。
大人なので、300円払って作ってきました。
1冊めは2016の9月始まりでした。
通帳に記入し始めて2番目の本は、北村薫さんの「八月の六日間」でした。
紹介されているのを見て読んだ本で、友達にも教えてあげた作品です。
見開き2ページで24冊、×9なので、4年でたったの216冊、少なーー
でも、それでもいいのだ。
直近に読み終えたのは、次の4作品です。
読書313 浅田次郎「蒼穹の昴」
読書314 凪良ゆう「流浪の月」
読書315 馳星周「少年と犬」
読書316 今村夏子「むらさきのスカートの女」
古い作品もありますが、どれも話題作ばかり。
全部面白かったです。
「蒼穹の昴」は単行本にしたら2冊かな。
西太后の時代の清朝末期、極貧の少年・春児(チュンル)と、科挙の試験を受ける幼なじみ文秀(ウェンシウ)の話です。
春児は宦官です。
シリーズで続編とかもあるみたいで、それも全部読みたいです。
長くなりそうだな。
「むらさきのスカートの女」がなかなかだったので、今日は今村さんの別の作品を借りてきました。
もう一冊、読んだかどうか覚えていないのですが、目についたので、吉田修一作品も一冊。
図書館では今、本の除菌とかもできるようになっていますね。
えらい時代になったもんです。