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なんやかんや
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小川 哲 「嘘と正典」

直木賞候補作で、検索したら誰も予約してなかったのですぐに借りておき、年末から少しずつ読みました。
短編集でした。
どの作品も、何とも言えない面白さがありましたが、「時間」がいっぱい出てきて、たまにこんがらがりました。
一番初めの話は、馬が出てくる「ひとすじの光」というタイトルで、やけに馬の話が詳しく出てくる。
馬のことは全然詳しくないので、スペシャルウィークとか言われてもわからないのですが、それを知らなくても、何とも言えない味わいに辿り着きました。
「ムジカ・ムンダーナ」の、取引を音楽でするというその設定、「最後の不良」では、流行そのものがなくなった世界という設定、こういう設定そのものが抜群に面白い。
最後の「嘘と正典」では、スパイ合戦でKGBとかCIAとか、この人は誰だったっけ?と何度も情けない思いをしたし、「正典って何よ」「アンカーって何よ」「守護者って何よ」の連続で、「共産党宣言」とか「万有引力」とか「ディケンズ」とか、なんかめちゃ難しそうな話に思うし、実験がどうの、分子がどうのなんて辺りはほとんどわからないのでサクッと読み進めましたが、共産主義をなかったことにする」ために諜報員を使うという設定、面白くないわけがない。
印象に残る一冊でした。

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恒川光太郎  「滅びの園」
芦沢央 「罪の余白」
奥田英朗 「最悪」

以上の3冊まで、去年に読み終えた本です。
恒川光太郎「滅びの園」は、SFみたいでした。
芦沢央 「罪の余白」は、「カインは言わなかった」の芦沢さんのデビュー作だそうです。
奥田英朗「最悪」は、かなりの長編でした。
なんの関係もない3人が出てくるのですが、中でも、小さな鉄工所の社長が精神的にどんどん行き詰っていく過程がなかなかのものでした。
長い話だったので結構しんどかったのですが、3人が実に変に関わってしまうことになるシーンに行きつくのには、どうしてもあの長さになったのだと思います。
この3冊の中では「最悪」が一番よかったです。

今年読んだ本は次からになります。

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昨日から仕事に行っています。
愉快なこととそうでないことがありました。
まず、愉快なこと。
お年玉が復活しました。
会社に着いてしばらくしたら、どこかから帰ってきた社長が紙袋を差し出し、一つ取って、と言いました。
何かなと思っていたら「お年玉」とのこと。
やったぜ!
喜び勇んで一つ取り出したら、なぜか社長が手を伸ばし、そのポチ袋の端っこを持って離さないので、まさかのフェイントか?とビビりましたが、そうではありませんでした。
「これやったら3000円やな。5000円のもあってんで。10000円のもあったけど、それはもう出たわ」と言い、初日から大笑いしました。
会長(社長のお母さま)がご存命だった頃は、初出の時に全員に配られました。
会長がくれるのは勿論、ポケットマネーからです。
なので、ほんとに嬉しかったものです。

さて、愉快ではなかったこと。
どういうことだったかというと、いくら話をするからと言ってそんなところにそれを置くのはあり得ないだろう、というようなことでした。
私は思わず「そこに置くのは・・・」と言ってしまったのですが、社長に聞こえたかどうか。
すぐ横に姉様がいたので、注意してくれるかなと思いましたが、そのことには全く触れずに普通に話を続けている。
ちょっと離れた所にいた嫁様も何も言わない。
そういうことは気にならないご家族なのだと感じました。
人のことは言えない、自分だってきっと気づいていないだけで同じようなことがあるかもしれない、そう思って、ひたすら気にしないようするしかありません。
今年は、そういうことが少しでも減ったらいいなと願っています。
楽しくない話になってしまって申し訳ありませんm(__)m


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あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

ちらっと見た「きのう何食べた?」というスペシャルドラマに笑えた。
大人気ドラマだったらしく、西島秀俊と内野聖陽がゲイのカップル役で、特に内野聖陽のゲイぶりがステキだった。
ちょっとしたグルメレシピドラマみたいにもなっており、作り方なんかも紹介されるのも面白かった。
ドラマの中で、「今月の食費は予算内におさまった(倹約家のため)」みたいな台詞をいう場面があったんだけれど、あれだけ食べてその値段ではちょっと無理じゃない?とは思った(笑)
ゲイの二人だけではなく、ゲイの息子と向き合う親の姿も描かれている。
いいドラマだなと思った。
元気をもらうために、今年も笑えるドラマを探して見るぞ。

去年読んだ本は41冊でした。
小説以外が10冊ほどありました。
少なすぎたなあ。



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よいお年を、と書いたのに、また書いています。
最後の最後に、一番よく使うお鍋を少し焦がしてしまい、これで年を越すのは嫌だ!と、懸命に磨き、手が痛くなってしまっています。
何年か前にお鍋をひどく焦がしてしまって買い換えて、その時から空焚きには気を付けるようにはしていたのですが、ちょっと乾かしている間にと思って玉ねぎを刻んだらもう忘れてしまっていました。
あかん、やっぱりあかん、他のことをしたらすぐに忘れてしまうことがやっぱり増えている。

買い忘れていたものとかもあったので、普段は31日は買い物に行かないのですが、お鍋のこともあって気分が少し凹んだのでスーパーへ行ってきました。
ついでに、高くなったみかんなども買い足してきました。

来年の目標はやっぱりこれでしょうか。
「お鍋を早く片付けようとして火にかけて乾かすのはやめる!」です。
でも、すぐに守らなくなるような気がする。。。(^^)/

では。


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心字池にかかる 三つの赤い橋は
一つ目が過去で 二つ目が現在
三つ目の橋で君が 転びそうになった時
・・・・・

さだまさしの「飛梅」の歌詞の冒頭です。
ものすごく好きな歌の一つです。
太宰府天満宮は、観光タクシーの運転手さんが案内してくれましたが、あまり時間がなく、一番見たかった所だったのに十分に見れなくて残念でした。
心字池にかかっている橋は思っていたよりも小さな橋でした。
しみじみ味わいたかったのですが、喋りながら大急ぎで渡ることになってしまいました。
6000本もあるという梅、何年か前から春に一度行きたいと思っている場所、これは見ごたえがありそうです。
朱印帳を買いました。


行った日は結構観光客が少ない方だったみたいで、ほとんど並ばずに買えました。
何年か前に伊勢に行った時に買いたかったのですが、ものすごい行列。
一緒に行った人に申し訳ないので諦めていました。
1ページ目と2ページ目は是非伊勢で、ということだったので、伊勢にももう一度行かねば、です。
九州までも、九州に着いてからも、移動の間はほとんど寝てしまいました。
それにもかかわらず、姉様は10時過ぎにはいびきをかいていましから、やっぱり疲れが溜まっていたんだろうなあ。
だから年末の旅行なんてとまた思いましたが、それはそれ、高揚感はやはりありました。
(ちなみに、振込の件で、韓国にいる社長から電話がかかっていました)
あまり期待していなかった柳川の川下りは、船頭さんのお話が面白く、火鉢の暖かさと冷たい風がいい思い出になりました。
旅館では、お部屋食でした。
お部屋食なんて、ものすごい久しぶりでした。
十分な量の朝食であまりおなかが空かない。
ウナギ屋さんで「そんな無理に食べなくても食べれるだけのものにしましょう」と言ったのに、「せっかくだからこの高いのを食べましょう」と姉様が言うので頼み、結局、残してしまいました。
気持ちは嬉しかったですが、やっぱり無理はいけませんね(*^^*)
でも、残したものはお持ち帰りできました。
翌日に食べましたが、美味しかったです(笑)

そんなこんなで、昨日からは買い物ばかりです。
できれば、今日で買い物は最後にしようと思います。

今年も一年ありがとうございました。
みなさま、よいお年をお迎えくださいね。

              2019,12,29  



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今年も社員旅行は韓国です。
今年は2泊3日だそうで、ええ??なんで?と尋ねたところ、このところの日韓関係の影響?で、便があまりなくて仕方ないらしいとのことでした。
2泊3日と言っても、帰ってくるのは3日めの早朝です。
あり得へん、行かへん、行かへん。
元々あんなおっさん連中と言ってもちっとも楽しくないし。
去年タダで連れて行ってもらったとは言え、年末の旅行なんてもう嫌ですね、と姉様と話していたので、勿論断りました。
すると、それやったら二人で国内でどこかに行ったら?京都か奈良でも行ったら?と社長が言い、え?なんで?わざわざ行くのに京都とか奈良とかあり得へんし!とか返事している内に、あっちがいい、こっちがいいと話が進み、結局九州に行くことになってしまいました。
えーーー
年末の旅行はごめんじゃ、と言っていたのにこんなことになるなんて。。。
それも一泊。
姉様が検索して湯布院がいいとか言い出し、朝9時頃の新幹線に乗って別府でちょっと休憩してバスで湯布院、行きは向こうへ行くだけでほぼ終わり。
湯布院まで行くんだったらあっちも見たら、こっちも見たらと旅行会社の人にあれこれ言われて、帰りは新大阪着が9時頃。
しんどい。。。
しかしまあ、タダです、タダ。
2人分でどえらいお値段でしたが、タダです、タダ。
楽しむしかないでしょう。
私ら、ええカモのような気もしましたが。




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今クール、何十年ぶりかでNHKの連続テレビ小説「スカーレット」を見ています。
一週間分まとめて見ていますが、結構笑えるシーンがあっていいです。
そよださん役の人、ええなあ、と検索してみました。
えらい人気が上がってるみたいですね。
いろんな画像をみると、髪型が違うとイメージも大分違いました。
喜美子、照子、新作の幼馴染3人組、新作のいじられ方もいいじゃないか。
父親役の北村一輝さん、シビアな役もできるし、こんな笑える役もできて、その落差がステキです。
ドラマはやっぱり笑えるのがいいです。
この前終わった「俺の話は長い」も、かなり笑えました。
小池栄子と生田斗真の、ああ言えばこう言いの姉弟げんか、原田美枝子のおとぼけぶり、安田顕のちょっとダメっぷり、どの配役もバッチリで十分楽しめました。
あと、中山七里さんが原作のドラマがあるというので、それも見始めました。
「悪魔の弁護人」という、夜遅い時間に放送しているドラマです。
これは笑えるものではありませんが、見ごたえがあります。






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スーパーで、つい買ってしまったから揚げ。



聞くところによると、有名な居酒屋さんらしいです。
美味しかったですが、塩分の気になるお味でした。

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恩田 陸 「木漏れ日に泳ぐ魚」

「舞台は、アパートの一室。別々の道を歩むことが決まった男女が最後の夜を徹し語り合う。初夏の風、木々の匂い、大きな柱時計、そしてあの男の後ろ姿―共有した過去の風景に少しずつ違和感が混じり始める。濃密な心理戦の果て、朝の光とともに訪れる真実とは。」
「残りものには、過去がある」の後に読みかけていた本があったのですが、後から借りてきたこの本、冒頭から気を持たせる書き方になっていて、一気読みになってしまいました。
この男女の関係がわかる時、物語の方向はうっすら見えてしまいます。
それでも、「あの男」のことがあり、記憶が少しずつ蘇っていくにつれ、問題は何なのかがだんだん変わっていく面白さには、ぐいぐい引き込まれました。
話は一晩のことですが、犯人捜しというわけではない。
ラストは、どんでん返しと言えばどんでん返しです。
でも、なんといえばいいのだろう、若干あっさりしすぎ?
千明の気持ち、よーくわかるだけに、ここがもっとインパクトが欲しかったというか、そんな感じ?がしたのでした。







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