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なんやかんや
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塩田 武士 「罪の声」

もう読んだ人はたくさんいると思う作品の一つをやっと読みました。
だいぶん前に世間を騒がせた「グリコ・森永事件」をもとにしたフィクション。
「グリコ・森永事件」の犯人からの電話で子どもの声の録音テープが使われていた、という点に着目して、それを軸に話が展開されています。
フィクションということですが、ほんとにあったんじゃないかと思うほどで引き込まれました。
リアリティがすごい。
ものすごーく調べたんでしょうね。
この世のどこかにいるかもしれない「曽根俊也」や「生島聡一郎」。
少しずつ読み進めていましたが、阿久津と俊也とが繋がったあたりからは一気読みでした。
聡一郎のことにしても、ラストは泣けて仕方なかった。
それにしても、犯行に使われたテープの声が自分のものだとわかった時って、どんな衝撃だったのだろう。
とても想像なんてできないです。
本当のことを知りたいと思う気持ちと、家族を守りたい気持ちとの、どうしようもない感情のはざまに苦しむ俊也、どうしても調べられずにいられなくなっていった阿久津、どの人物像もとても心に残りました。
結構時間がかかったんですが、読んでよかったです。

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清水 義範 「時間線下り列車ーパスティーシュ100 5の巻」

先日の京都行きのお伴に、短編集のこの本を持って行きました。
一つ二つ、三つ四つ?読み残したのがありますが、再延長できないので、そのまま返却しました。
ずっと読んでいると、清水さんのパターンがわかるようになってきて、どんな結末を持ってきてくれるのかとワクワクしてきます。
でも、勿論、パターンではないものもあります。
この本には、巻末に清水さん自身の、一つ一つの作品についての解説のような、感想のようなものがあり、そんなことがきっかけで書いたのか、とかがわかって興味深かったです。
表題作以外にも、<ポリクイ菌>がどんどん増殖してとんでもないことになるのに、なぜだか面白い読後感の「文明崩壊の日」、何でもかんでも配分を考えてしまう「配分王」のばかばかしさとラストのおちゃめなどなど、どれもよかったです。
気軽に読める短編集、よかったです。

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京都国立近代美術館へ、東山魁夷展を見に行ってきました。

 

交通費は高くなるけれど、座って楽に行けるので、奈良廻りで。
奈良から六地蔵までの、田んぼがいっぱい広がっている景色に心が休まります。
私は地図には割合強い方だと思っていましたが、東山駅でせっかく1番出口を降りて歩いていたのに、気づいたら2番出口方面へ歩いていたことがわかり、遠回りをしてしまいました。
さらに、すぐ近くまで来ているのに美術館の場所がわからず、ぐるぐると一周廻ってやっと到着。
途中で地図を見たんですが、北が下向きになっていて、どっちがどっちやねん?となってしまったみたいです。
でもまあ、寝坊したとはいえ、7時45分には家を出たので10時には無事到着。
一時間ほど作品を堪能し、グッズ売り場であれこれ買い、11時半には美術館を出たと思うんですが、、、
帰りは京阪三条まで歩いて京橋経由で帰ろうと思っていたら、気がついたら蹴上駅ではないか。
なんでやねん。
仕方ないので、また奈良経由で帰りました。
京都の人は、エスカレーターでは左側に立ちますが、六地蔵駅のエスカレーターが空いていたので、まっいいかっと思いながら右側に立っていました。
しばらくして後ろを見たら、後から乗る人がみんな右側に立っているではないか。
なんでやねん。
六地蔵駅のホームで電車を待っていたら、東福寺駅の踏切の遮断機が折られているとかで、安全確認しますので遅れると放送あり。
でもまあ遅れは13分ほどで、大したこともなく助かりました。
お昼は、コンビニでパンとコーヒーを買って電車で食べようと思っていたのですが、遮断機の件の放送があったので、ホームでこそっと食べました。
買ったのは、「もちふわパンケーキ」というもの。
2個入りでしたが、1つだけさささっと食べて、残りは持って帰ってきました。
美味しかったです、これ。
どこの製品かなと裏を見てみたら、「フジパン」と書いてありました。
おおおおお!フジパンかああ。
フジパンはとてもいい会社、お金もいっぱいくれる、と研修生たちの間ではものすごーく評判のいい会社です。



東山魁夷、行ってきてよかった。
遠くから見てハッとする美しい作品がたくさんありました。
個人的には「道」より「残照」「年暮る」の方が好きですが、他にもいっぱいいっぱい、虜になってしまう作品がありました。
でも、絵葉書にすると、作品の良さがあまり出ていないと思うのがたくさんありました。
唐招提寺御影堂障壁画とかも、めちゃめちゃよかったです。



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シンクのゴミ受けが深型で、元々3日に1回くらいしか掃除しないので清潔ではないし、掃除そのものが面倒だし、何とかしたいなあと思って調べていたら、こちらの商品の評判が良かったので買ってみました。
 
よそ様のブログから借りてきた画像です。
今日届いたのでウキウキ。
早速使ってみたのですが、水を流したらゴミ受けがずれた。。。。
え~~~~~
なんで~~~
ずれるのはやだな~~~
で、またまたネットで調べたら、この商品は水を流すとずれた、とブログに書いている人を発見しました。
このブログを先に発見していたら。。。
この方はブログ掲載にあたり、次のように書いておられました。
「また、排水口のサイズは合っていても、実際にはめてみると合わないというケースもあるもよう。最終的には使ってみないと分からないところがあるのかなと思い、3種類を選んで試してみることにしました」と書いておられました。
立派な心がけだ。
この人が使って一番良かったと思われたのが、次の商品です。

これを買おうか迷っています。
3つ買った人はさらに、「今回使い心地を試すため、毎日バスケットを交換していました。結果的に、毎日バスケットを洗って乾かすことになり、衛生面でとてもよいことを実感しました。バスケットは複数買って、交換しながら使うことをおすすめします!」と書いておられました。
めちゃめちゃ立派な心がけだ。

ちなみに、一つ目のゴミ受けは、オークションで買いました。
Tポイントも使えたので実質の出費は100円くらいでした。
パンチング太郎を買えばアマゾンで送料込みで1500円くらいかかりますが、ま、いいか。
そして目指すのだ。
毎日ゴミ受けを洗って清潔キッチン!




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宿野かほる 「ルビンの壺が割れた」
借りていた別の本があまり面白くなかったので返却し、代わりに借りてきた一冊です。
「水谷一馬は、フェイスブックで歌舞伎に関連するページを見ているうちに、未帆子を見つけた。三十年近くも会っていないが、その名前と、写真に写っていたいくつかの情報から、一馬は彼女が自分の知る未帆子に違いないと確信を得たのだ。そして彼は未帆子にメッセージを送った……。」
メッセージの文面は丁寧なんですが、ちょっと読み進めていく内に、どう考えてもこの男は気持ち悪いなと嫌になってきます。
女性なら誰でも嫌になると思います。
でも、薄い本だったし、この後どう繋がるのか、そういう期待があり、ラストは一気読みです。
すぐ読めます。
結婚式当日に花嫁はなぜ失踪したか。
読む前に、全部で何ページあるのかなどと、決してペラペラめくって確認してはいけません。
ラストの一行のあり方がめちゃインパクトあって、私は思わず笑ってしまったタイプでしたが、同時に、その後、怖いことになったりしないのかな、とも思わずにいられなかったのでした。

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 ビリヤニというのを食べてきました。
インドやその周辺の国でよく食べられているそうですが、私が行ったのはパキスタン料理のお店ということでした。
「ビリヤニとは、インドやその周辺国で食べられているスパイスとお肉の炊き込みご飯です。またパエリア、松茸ご飯と並び世界三大炊き込みご飯の1つと称されています。インドのおいてビリヤニは、イスラム教徒の結婚式でお祝いの食事とされているだけではなく、屋台で日常的に食べることもでき、まさに国民食として幅広く愛されています。
インドでもビリヤニの明確な定義はありませんが、日本ビリヤニ協会は下記の条件を満たしたものをビリヤニと認めています。
・インドの高級米「バスマティ」を使用していること。

・フライパンで炒めておらず、「パッキ、カッチ、生米(ヒンドゥー式)」のいずれかの作り方を用いていること。

・2種類以上のスパイスを使用していること。 ・イスラム教の教えにのっとり、お肉を使用する場合は「豚肉」以外であること。
スパイスが効いているので好き嫌いはあるかと思いましたが、私は美味しいと思いました。
手前がビリヤニです。
お米が全然違います。
おなかいっぱいになりました。
心斎橋から5分ほどの所にお店があります。






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正直、怖かったです。
家、吹っ飛びそうでした。
隣の家のベランダの屋根がずっと前から破れているので、嫌だなあと思っていたら、すっかり吹っ飛んでいました。
残骸が、我が家のベランダを占領しております。
裏のおばあちゃんは、今は息子さんの家に住んでいて、用心のために息子さんは毎日、犬を連れてきて繋いでいるんですが、昨日は来ませんでした。
それで、空っぽのごみ箱とかがそのままになっていたのが心配になり、仕方なく裏口から回っておばあちゃんちの倉庫のような所を勝手に開け、ごみ箱をしまっておきました。
そのままでもいいんじゃないかと思ったのですが、息子さんがごみ箱を倉庫で見つけたら不審に思うだろうと思い、後でまた元に戻しておきました。
昨日はゴミの収集日で、朝は晴れていたし、みんな出していたので私も出したんですが、お昼になっても来ないので、もう今日は来ないだろうと出したゴミをまたゴミ箱に戻して5分ほどしたら回収に来てました。
お兄さんが収集車から降りて大雨の中、各家のゴミを集めていたのを見て、世の中って何と厳しいんだろうと思いました。
さらにその30分ほど後、外の様子を見ていたら、郵便配達のお兄さんがバイクで廻っていました。
ああああああ。。。。。世の中って何と。。。。。

息子が、住んでいるマンションの前のお寺の写真を2枚送ってきました。
どこが違うかわかる?
よーく見ました
お賽銭箱が吹っ飛んでいました。
おじさんがずっと押さえていたらしいのですが、ちょっと離れたとたん、吹っ飛んだそうです。

今朝会社に行ったら、結構被害がひどかったのを知りました。
自宅は大丈夫だったのですが、停電している所も結構あったみたいです。
本来、南北の通りの信号機が90度ぐるっと回って東西の方向になってしまっていたらしく、警察官が誘導していたと聞きました。
有名な桜並木の桜が、いっぱい倒れていたそうです。
会社の前の畑に建っているボロ小屋のトタン屋根がほとんど吹っ飛んでいて、社長が「トタンの片づけもせんとなんやねん」と、怒っていました。
その畑の地主は、大阪ガスの「お近くのガスのお店」の一つで大金持ちなんですが、何年も知らんぷりしているそうです。



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清水 義範さんの作品を一つ読んだ。
国語入試問題必勝法の清水さんである。
パスティーシュ100 5の巻 に入っている一つの作品で、「バスが来ない」という作品である。
数行読んで、大体話の内容はわかるのだけれど、それでも面白かった。
笑えた、というか、そうそう、それめちゃわかる、という話だった。
この文庫本には他にも色々はいっているのだけれど、とりあえずこれだけ読んだ。
読む前に、この作品は何ページくらいあるのかなとペラペラめくって確かめた。
ここまでか、と思った瞬間、ラストの1行が目に入ってしまった。
そのせいで、読む楽しみのほとんどを失ってしまったことを告白しておく。
痛恨の極みだ。
今度から、このようなことは絶対にしないと心に強く誓った。
他の作品は未読ではあるけれど、「バスが来ない」と比べたら、「国語入試問題必勝法」の方が好みである。

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米澤 穂信 「リカーシブル」

タイトルは「リカーシブル」ですが、本文に入る前に「リカーシブ」という言葉の意味が書いてあります。
「再帰的な」という形容詞で、うーん、あんまり聞かない言葉でよくわからん。
お話は、ママと、弟のサトルと、主人公のハルカが坂牧市に引っ越してくるところから始まります。
ハルカは中学生で、ママとサトルは本当の親子ですが、ハルカは違います。
ハルカの父親がある事件を起こして行方をくらまし、残った3人が引っ越しせざるを得なくなってこの町に来たのです。
そしてこの町で、サトルには予知能力があるのかという疑いをハルカが持ったところから、町に伝わっている民話の話に繋がり、タマナヒメがどうのこうのと昔の事件に繋がって行きます。
正直、話はそれほど盛り上がりもなく、ラスト近くで事件が起きてやっと動いたかと思ったら、若干話が大きすぎる感じに回収されていきました。
どうなのかなあ、これはこれで、ファンの人にとってはそうきたか!と思える回収だったのかなあ。
地方都市というのが、一つのポイントですね。
私としては、ストーリーよりも、中学生なのに、いじめられらないように、目立たないようにとあれこれ気を使いながら学校生活を送る、とても頭のいいハルカの心情表現が多すぎるように感じて、今時はこういうものなのかと何とも言えない気分になったことの方が印象に残りました。

読み終えて、家族の大きな問題が浮き彫りになって、それが何とも言えない後味の悪さに繋がっていくわけですが、その部分がちょっと薄っぺらいと言うか、ママの描き方が平べったいというか、いやいやだからこそあの不気味さが浮き上がってくるんじゃないのかとか、そういうところはやっぱり米澤作品だなとか、頭の中がぐるぐるでした。

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「乃が美」の食パンをもらいました。
うーん、やわらかくて美味しい。
ほんのり甘くて、うわさ通り、耳も美味しい。
いくらでも食べれる。
焼いたらどうなるのかなあ。
明日は焼いて食べてみよう。
ラジオですごく美味しいと言っていたのを聞き、一度食べてみたいと思っていたのですが、ラッキーな形で願いが叶いました。(食べてみても、普通やん、という人も勿論います)
ちょっとお高いですが、手が出ない値段でもありません。
難波か上本町まで行かないとだめだから、せめて天王寺に店舗ができてほしいな。
店舗は全国にいっぱいあるそうです。



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