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なんやかんや
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某ブログで「残り全部バケーション」の本が紹介されていた。
私も読みたいと思っていた本の一冊で、前ネットで調べた時、予約数が多くて諦めた。
ちょっとぐらい減ったかなと思ってまたネットで調べると、まだ蔵書数4で46件待ちだった。
うーん、夏の終わりか秋ぐらいになるかも。
ということで、予約はまた先延ばしに。
ホイホイ一気に読めて面白かったそうで、なんだか悔しい(笑)

伊坂幸太郎は、先日長男が「読む?」と言って置いて行った「砂漠」というのがあるので、今読んでるのが終わったらそれを読む予定。


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朝井まかて「ぬけまいる」

「実さえ花さえ」「先生のお庭番」に続き、三作目。
家族にも誰にも断りなく、手形もお金も持たずに伊勢神宮を目指す「抜け詣り 」。 「馬喰町の猪鹿蝶」で鳴らした江戸女三人組が、仕事も家庭も放り出しての突然のお 伊勢詣りに繰り出した。 かしましい道中は波乱の連続!

朝井まかてさん、結構好きです。
後半、とある宿で二組の老夫婦と一緒になるのですが、湿っぽくなりかけた話をカラッと明るくしてみせたおばあさんがとてもよかったです。
まかてさんの明るさのようなものが感じられます。
三冊とも悪人は出てきていましたが、どれもじめじめした話になっていないのがいいです。
面白かったです。

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佐藤賢一「王妃の離婚」

15世紀末フランス。時の権力者ルイ12世の離婚申立てに、王妃ジャンヌ・ドゥ・フランスは徹底抗戦の構えを示す。
王の思惑通りに進むかと思われた裁判は、ルイ11世に人生の奈落の底に突き落とされた苦い過去を持つフランソワが立ち上がり・・・

離婚申し立ての理由は「醜女」だからという、とんでもない理由なんですが、この王妃は凛とした態度を見せる女性として描かれています。
離婚はキリスト教の教えに従って認められないけれども、交わりを持っていないなら夫婦でないのだから離婚して当然だろう、と言うのです。
とまあこういう内容なので、結構立ち入った言葉も頻繁に出てきてビックリでしたが、印象的な作品でした。
それにしても、ルイ12世ってホントつまらん男でしたわい。



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朝井まかて「実さえ花さえ」

江戸時代の植木屋の花師夫婦の話。
「実さえ花さえ、その葉さえ、今生を限りと生きてこそ美しい」という言葉が印象的でした。
花師としてひたむきに生きる新次とその妻おりん、そしてわけあって一緒に暮らすしゅん吉。
他にも魅力的な人がたくさんでてきます。
お決まりの意地悪もあり、なんとか乗り越え、植物も人間も立派に育っていきます。

朝井まかて「先生のお庭番」

シーボルトが国外追放になるまでの話が、シーボルトの薬草園の園丁の熊吉を目を通して描かれていきます。
シーボルトを尊敬し、この人こそと思いながら懸命に働く熊吉。
草木に向ける熊吉の視線が優しく、気持ちがなごみます。
シーボルトの奥方も魅力的に描かれています。
  先生が大切にしている薬瓶を床の上に落してしまったとしても、奥方は「こらこら、勝手に走ったらいけんよ、割れたら危ないけん」と瓶を叱りつけてみせるのだ。・・・・
という箇所では笑ってしまいました。


2作とも植物を扱っているせいか、何となく気持ちが穏やかになってくるいい作品でした。




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三浦しをん「光」

舞台は東京・美浜島。ある日津波がこの島を襲い、平穏とも退屈ともいえる生活を送っていた中学生の信之は故郷も家族も失います。生き残ったのは幼なじみで恋人の美花と、信之を兄のように慕う輔、そしてろくでもない数名の大人たち。
恐ろしい夜を生き延びた後、さらなる暴力が彼らを襲い、信之は美花を助けるためにある行動をとります。
そして時は流れ、二十年後。島を離れ生きてきた信之の前に"過去"の影が現れて――。

いろんな形の暴力がでてきて、誰も幸せになれない話でした。


近藤麻理恵「人生がときめく 片づけの魔法2」

こんまりさんに触発されてちょこちょこ片づけをしました。
ちょこちょこ片付けるのはこんまりさんの勧める方法ではないのですが、私は私なりのやり方で。

キッチンに置いてあるスーパーの袋。
どこの家にも山ほどあるそうなのです。
それで私も数えてみました。
買い物にはエコバッグをなるべく持っていくようにいしているので、大きい袋はこんまりさんがこれくらいでいいでしょうと言ってた20枚ちょうどでした。
ちょっと小さい袋、パン屋さんとかコンビニとかでもらう袋は、ゴミ箱用に取っておかなくては、という気持ちが強いせいか、かなりありました。
レジを終えて袋に品物を入れる台に置いてある小さいポリ袋、これ買い物に行くたびに結構くるくる引っ張って持って帰ってきてます。
100枚はありました(笑)
勿体ないなと思ったけれど、かなり捨てました。
これを機に、スーパーに行っても取ってこないようにします。

ついでにキッチンの戸棚と洗面台の下を片付けしましたが、こちらはそれほど大きな移動はなくまあまあ。
でも、見渡せばまだまだいくらでも片付けの必要な個所はあり、わくわくしています。




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中村文則「王国」

これは「掏摸」と合わせて読むのがいいそうです。

「掏摸」 以下引用
天才スリ師に課せられた、あまりに不条理な仕事……失敗すれば、お前を殺す。逃げれば、お前が親しくしている女と子供を殺す
「王国」
会的要人の弱みを人工的に作る女、ユリカ。ある日、彼女は出会ってしまった、最悪の男に。絶対悪VS美しき犯罪者! 大江賞受賞作のベストセラー『掏摸』を超える話題作がついに刊行!

私としては「掏摸」の方がスリリングでよかったかなあ。
「王国」は主人公が女性だし、女性と言えば性を武器にするのはまあよくあるパターンだし。
共に出てくる絶対悪の木崎の存在感は相変わらずすごいです。
信じられない世界です。
こういう小説を読んでいると、毎日文句たらたら言ってても、ごく普通の世界で生きていられるのはありがたいと思ってしまいます。


伊坂幸太郎「オーデュボンの祈り」 以下 引用
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?


カカシが喋るのです。
カカシが殺されるからミステリーです。
で、最後にはきちっと一つ一つがパチッとはまっていきます。
未来がわかってしまったらやっぱり面白くないと私は思います。
作品の中に、木崎に劣らないほどのでたらめなヤツがでてきます。
だから最後はちょっとスッキリしました。

話が変わりますが、引用なんかでごまかさず、自分で文章が上手に書けるようになりたいもんだ。




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三浦しをん「風が強く吹いている」

若者たちが頑張って箱根駅伝を目指す物語、と言えばまあ大体予想はつく内容ですが、面白かったです。
できすぎと言えばできすぎの展開とは言え、10人のキャラクターの設定もものすごく考えられているし、しをんさんの明るさがうまく出ていて読んでいて本当に楽しかったです。
で、勿論、最後は泣きました(笑)
「仏果を得ず」の時もそうでしたが、この本を読んだ後、箱根駅伝を見る時はもっと真剣に見ようって思いました。

お仕事が暇で事務所に誰もいないとこっそり読書に励むことができる、これは今の事務所で働く上での大きな利点です。ばれたら困るけど。





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三浦しをん「きみはポラリス」

短編集でした。
いろんな形の愛が書かれていました。
が、短編集をあまり読みたい気持ちではなかったせいか、あまり入り込めませんでした。
しをんファンには結構人気あるみたいでしたが、いくつか印象に残ったものの、すぐに忘れてしまいそうです。

窪美澄「晴天の迷いクジラ」

24歳の由人、48歳の野乃花、16歳の正子。
ひょうなことでこの3人が入り江に迷い込んだクジラを見に行く話。
後で、「ふがいない僕は空を見た」を書いた人だったのかと気が付きました。
「ふがいない僕は空を見た」は途中棄権。
この作品も、何でこの設定なんだよーしんどいよーと思いつつ読んでいたんですが、手元にあったもう一冊が「きみはポラリス」だったので、仕方なく読み進める。
そんな感じでしたが、クジラを見にいくあたりからやや明るさが出てきて、何とか読み切ることができました。
クジラを見たって何も解決しないです。
でも、と思うものがありました。

「仏果を得ず」並みの作品が読みたいです。



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先週、今週とパウルさんはお休みでした。
で、電話がかかってくるのです。

先週
センセイ、こんばんは。お元気ですか?
うん、元気、元気

今週
センセイ、こんばんは。お邪魔します。
はーい、こんばんはー

今日は休みの連絡の後、こんな話になりました。

センセイ、ちなみに、試験の結果の紙が配られました。合格してました。
ほんまーーー おめでとーーーー!!!(「ちなみに」なんて難しい言葉、いつ覚えたんだろう)


合格通知が来たんですね。
いやあ、えらく嬉しかったです。
試験が終わった時から、結構できましたとは言ってましたが、それにしてもすごいと思いました。
とは言え、まだまだ会話は楽しすぎ。
彼との交流もあと2か月足らずです。
ちょっと寂しい。






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伊坂幸太郎「あるキング」

なぜかわからないのですが、この本の題名を見てしばらく 歩く+ing=あるキング だと思っていました。
でも、キングはキングでした。
そりゃそうです。
私ってどこまでアホなんだろうと思った本でした。


近藤麻理恵「人生がときめく 片づけの魔法」

娘が「人生がときめく 片づけの魔法2」を買って読み、ゴミ袋2つ分の洋服を捨てました。
でも、どうして彼女が「人生がときめく 片づけの魔法2」から読むのかわからず、「人生がときめく 片づけの魔法」をオークションで安く買って読んだのです。
なかなか面白かったです。
片付けはいいですよー
悩み事を抱えているあなた、ほら、さっさと片付けしなさい。
予備の歯ブラシ50本なんてことしてたら、人生無駄にしてますわよ、ほほほ。


吉永南央「REPAIR」

作品内容については某ブログで。
江波という人と丹羽という人がいて、丹羽は刑事の名前なんですが、どっちやったけ?と時々こんがらがりました。
主人公透子の仕事は革製品の修理です。
決して明るい話ではないのですが、印象的な作品でした。












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